なぜ休んでも疲れが取れないのか?
─アドレナリン依存の罠
「昨日はしっかり寝たはずなのに、朝から体が重い」
「休日に一日ゴロゴロしても、疲労感がまったく抜けない」
そんな声をよく耳にします。
これは単なる体力不足や加齢のせいではありません。
実は、エネルギーの間違った使い方が原因なんです。
現代人は「アドレナリン」に頼りすぎ!
私達の体は、”オン”と”オフ”のスイッチを
切り替えながら、日々活動しています。
しかし、多忙なビジネスパーソンほど、
この切り替えがヘタクソで、
無理やりオンを続けてしまう😖
その立役者となるのがアドレナリンです。
アドレナリンは「闘争 or 逃走」のホルモン。
危険やストレスを感じた時に分泌され、
瞬間的に集中力や筋力を高めます。
例えば、
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〆切直前に驚異的な集中力を発揮する
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試験前に一夜漬けでなんとか乗り切る
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大事なプレゼン前に頭が冴える
これらはすべてアドレナリンのおかげです。
しかし──このホルモンに日常的に頼り続けると、
やがて、休んでも疲れが取れない状態に😱
アドレナリンは短距離走向きの燃料
アドレナリンの特徴を一言で表すなら、
「瞬発力は出るが、長続きしない」。
短距離走で一気にダッシュするには最適ですが、
マラソンを走るには不向きです。
そのため、
アドレナリンを多用すると必ず反動が来ます。
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疲労感がどっと押し寄せる
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夜になっても眠れない
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翌朝になっても頭が重い
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イライラや気分の落ち込みが増える
これこそが、現代人を苦しめる
「慢性疲労」の正体のひとつなのです。
慢性疲労の背景にある「副腎疲労」
ここで知っていただきたいのが、
副腎疲労(アドレナル・ファティーグ) という概念です。
副腎とは、腎臓の上にちょこんと乗っている小さな臓器。
この副腎から、アドレナリンやコルチゾール
といったストレスホルモンが分泌されます。
しかし、
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寝不足やカフェインでの無理なブースト
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プレッシャーにさらされ続ける仕事環境
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常に不安や焦りを抱えるライフスタイル
これらによって副腎はフル稼働を強いられます。
つまり、毎日非常ベルが鳴りっぱなしの状態。
やがて副腎は疲れ果て、本来必要な時に
ホルモンを十分に分泌できなくなる
─これが「副腎疲労」です。
副腎疲労の典型的なサイン
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朝起きても全くスッキリしない
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午後になると強烈な眠気に襲われる
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コーヒーがないと頭が働かない
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ストレスに過敏になり、すぐイライラする
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休日に寝だめしても疲れが取れない
これらは「体力がない」のではなく、
副腎が酷使され、正しくエネルギーを
生み出せない状態を示しています。
慢性疲労は「間違ったエンジン」を使っているから
アドレナリンという非常用ブースターに頼りすぎると
副腎が摩耗し、慢性的な疲労へとつながります。
どんなに栄養を摂っても、どんなに長時間眠っても
エンジンそのものが間違っていれば回復できません。
つまり──
「慢性疲労の原因は、
アドレナリン依存と副腎の酷使」ということ。
まとめ
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アドレナリンは短距離走向きの燃料
→ 乱用すると慢性疲労に -
背景には「副腎疲労」があり、
体の回復力そのものが落ちている -
本当に必要なのは、
長距離を走れる“サステナブルなエンジン”
次回は、その「持続可能なエネルギー源」の正体──
セロトニン・オキシトシン・エンドルフィンという
幸せホルモンたち について詳しくお話しします。