こんにちは、養生軍師の矢野耕平です。
「最近、なんだか調子が出ない…」
「寝ても疲れが取れない」
「気分が沈みがちで、やる気がわかない」
そんな声をよく耳にします。
病院に行くほどでもないけれど、なんとなく不調。
東洋医学では、こうした状態を「未病(みびょう)」と呼びます。
そして、この未病が最も現れやすいのが、実は腸なんです。
養生=病を予防する知恵・習慣
このブログのメインテーマである「養生」とは、
病気になってからジタバタするのではなく、
日々の暮らしの中で心身のバランスを整えること。
古くから伝わる東洋医学の考え方であり、
現代で言う所の「セルフケア」や「予防医学」にも通じる考えです。
例えば、
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食事の摂り方
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睡眠や休息の質
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心のあり方やストレス管理
こうした日々の選択が、将来の健康をつくっているという発想。
だからこそ、今の体調に気づく感性が大切になります。
腸は“未病のサイン”が出やすい臓器
なぜ腸が大事なのか?
その理由は、腸がとても正直な臓器だからです。
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食べすぎたら、便秘や下痢になる
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ストレスがかかると、お腹が張る・痛くなる
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寝不足が続くと、腸がうまく動かなくなる
つまり、腸は日々の養生の積み重ねが、
そのまま結果として現れる場所。
しかも、「お便り」というくらい、
便は、体の状態を表すサインとして出るので、
自分でもわかりやすくてチェックしやすいんです。
腸の意外な3つのすごい働き
腸の重要性は、単に便通の問題だけにとどまりません。
以下の3つの働きは、養生の視点でも特に注目すべき点です。
① 第二の脳
腸には脳に次いで多くの神経細胞が存在し、
独自に判断し、動く力を持つとされています。
このことから「第二の脳(セカンドブレイン)」とも呼ばれています。
② 幸せホルモンの工場
心の安定に深く関わるセロトニンというホルモン。
実は、その90%以上が腸でつくられていることがわかっています。
気分が落ち込みがち…という人は、
「腸から整える」というアプローチが有効なケースも少なくありません。
③ 免疫の7割が腸に集まっている
腸は、単なる消化器官ではなく、「免疫の要」でもあります。
全身の免疫細胞の約70%が腸に集まっているといわれており、
ウイルスや細菌から身体を守る第一線で活躍しています。
養生に「腸」は欠かせない
養生の3本柱は、「栄養・休養・運動」です。
そして驚くことに、これらすべてが腸と密接につながっています。
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【栄養】腸内環境は、何を食べるかで決まる
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【休養】睡眠の質が、腸の機能を左右する
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【運動】適度な運動は、腸のぜん動運動を促し、便通や気分の安定に貢献
つまり、腸は「養生の鏡」とも言える臓器なのです。
まとめ:腸から始める、未来の自分づくり
腸を整えることは、
ただお腹の調子をよくするだけでなく、
心・免疫・体力・集中力すべてを底上げすることにつながります。
次回は、この腸と「メンタル」の意外な関係にフォーカスしていきます。
ぜひ、日々の自分の「腸の声」に耳を傾けてみてくださいね。