北国の冬
寒い日が東京でも多くなってきました。
我が家から見る今日のスカイツリーは北寄りの風にさらされて
冬の太陽を受けて味気ない銀色に光り
寒さを強調した塔になっていると感じるのは僕だけかな?
今年の10月の終わり、最上川に行った時、
雪が降ると子供に帰ったように嬉しくなる私は
「この辺は雪はどうですか?」
と聞くと
そこの女将さん(ちょっと石川さゆり似)から
「こわい」と意外な答えが帰ってきました。
話を聞けば冬は休む暇もなく屋根の雪掻きで大雪の時は
毎日やってるとの事でした。当然その時間も労力も自腹です。
ちなみに10m四方に10㎝雪が積もると重さは1トン=1000kgにもなります。
50㎝で5トン・・・・!
この宿の説明をしますと
木造で平屋構造で築?年。敷地が広く屋根も傾斜がゆるく相当広いです。
ということは常時大型のダンプが何台も屋根に乗っかってる状態です。
一般の道路は役所が除雪してくれるみたいですが自分の駐車場は車を掘り出し
近所に買い物に行くにも大変らしいです。
その時の雪の始末に隣との気遣いがあったりとか
みんなが助け合うとかそんな悠長な時間も体力もなく
みんな必死で自然と戦ってる感じです。
北国の冬・・・雪・・・
そんな想像を絶する冬の戦いの後に迎える
春の感動は南国の比ではないでしょう。
「春が一番好き」という女将さんの目が印象的でした。
機会があれば思いを込めて最上川の春を撮りたいと思います。