ギフチョウを思い2024年4月 | ニュータウン裏山探検記

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やのみー探検隊が行く!
by Yanomii Tanken-Tai

 2024年も4月になった。

 ギフチョウの季節である。

 最初の休みとなる4月6日(土)、少し早いとは思いつつも、万一を思い、絵下山に行く。

 今年は平地部と同じくらいの時期にソメイヨシノが咲いている。気温は摂氏17度の陽気だ。

 サクラの蜜をついばむメジロ。

 ルリタテハ。こないだと同じ個体かもしれない。

 まだ、コバノミツバツツジの蕾は固い、

 

 4月10日(水)、お休みをいただいて絵下山に行く。

 かつて、ギフチョウを多く観察できたのは中旬である。

 オオシマザクラも満開。

 しかし、この日の気温はこないだよりグッと低く10度。

 ホオジロが地面を跳ねている。ギフチョウ観察の時には、よく現れたて、食べられてしまうのではないかと心配したものだ。

 しかし、今は、そのギフチョウの気配すらない。

 

 この年、3度目のチャレンジ。

 4月13日(土)。翌日に「絵下山生き物観察会」を控えている。

 気温は20度。コバノミツバツツジもかなり咲いて来た。

 最高のギフチョウコンディション。今日いなかったら、もういないのだろうと思う。

 ピークDまで行ってみた。

 みごとなキアゲハ。春の女神は現れなかった。

 

 そして、4月14日(日)、安芸区役所、矢野公民館、やのみー探検隊主催の「絵下山生き物観察会」。紆余曲折はあったが、2014年から始めたから満10年になる。

 この日も温かく、最高のコンディションが続いていたが、現われてはくれなかった。

 写真はヤニサシガメ。なにかゴチャゴチャしていると思って、写真に撮ってみたら。ハネアリのような昆虫を捕まえていた。

 ギフチョウについては、正直なところ、あきらめが強い。

 しかしながら、3千万年前から姿を変えていないという古代アゲハである。

 人の作った里山環境に活路を見つけたのは、わずか1万年前である。

 山が荒れたくらいでは絶滅しないのではないかと思っている。

 そう信じて、サンヨウアオイを育てる。