私が担当する巡視箇所で、一番億劫なのがこの「蓮華寺山遺跡群」。と毎回書いている。
一人だと、絶対に弱音を吐いて途中で折り返してしまいそうなので、毎回誰かに同行してもらっている。
令和5年10月7日(土)。この日はM副隊長とKT隊員に同行してもらった。
午前9時34分。中野駅前に駐車して出発。
麓の蓮華寺から山頂付近まで、番号をつけた88体の石像がある。疲れたとき、励みにもなるし、絶望もさせる。
真ん中の四十四番を過ぎたあたりから、急登になる。休憩がやたらと多くなる。
10時36分、六十九番、隊長座り込む。
この山道、木に覆われてほとんど視界がないが、途中1か所だけ景色が抜ける。
11時2分。約1時間半で八十八番に到達。ここからは割と平坦になる。
遺跡群は頂上部に集中している。
経塚という場所。この五輪塔はしばしば倒れ、登山者によって復元されるが、積み方がバラバラ。
同じように見えるが、ここは蓮華寺跡という場所。この五輪塔も部品が足りない。
大五輪塔という場所。前回は真夏で体力の限界を感じ、ここから下山してしまった。
五輪塔は下から、方形の地輪、球形の水輪、三角形の火輪、半月形の風輪、宝珠形の空輪となる。
どうも水輪の上に、ほかの小さい水輪が乗っているようだ。左の五輪塔も無茶苦茶だが、上から三つ目の半月形が大五輪塔の風輪ではなかろうか。
もはやどこがそれか分からない。水飲み場という場所。
そして、11時26分、東屋のある中央広場に到着。ここで30分ほど昼食休憩。
午後0時10分。最終巡視地点、蓮華寺山山頂。枕が城跡。
案内板の傷みが激しいことに気付く。これは報告しよう。
1時18分、麓の蓮華寺に到着した。