第341回アタック「令和5年度第2期文化財総合巡視 1」 | ニュータウン裏山探検記

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やのみー探検隊が行く!
by Yanomii Tanken-Tai

 私が担当する巡視箇所で、一番億劫なのがこの「蓮華寺山遺跡群」。と毎回書いている。

 一人だと、絶対に弱音を吐いて途中で折り返してしまいそうなので、毎回誰かに同行してもらっている。

 

 令和5年10月7日(土)。この日はM副隊長とKT隊員に同行してもらった。

 午前9時34分。中野駅前に駐車して出発。

 麓の蓮華寺から山頂付近まで、番号をつけた88体の石像がある。疲れたとき、励みにもなるし、絶望もさせる。

 真ん中の四十四番を過ぎたあたりから、急登になる。休憩がやたらと多くなる。

 10時36分、六十九番、隊長座り込む。

 この山道、木に覆われてほとんど視界がないが、途中1か所だけ景色が抜ける。

 11時2分。約1時間半で八十八番に到達。ここからは割と平坦になる。

 遺跡群は頂上部に集中している。

 経塚という場所。この五輪塔はしばしば倒れ、登山者によって復元されるが、積み方がバラバラ。

 同じように見えるが、ここは蓮華寺跡という場所。この五輪塔も部品が足りない。

 大五輪塔という場所。前回は真夏で体力の限界を感じ、ここから下山してしまった。

 五輪塔は下から、方形の地輪、球形の水輪、三角形の火輪、半月形の風輪、宝珠形の空輪となる。

 どうも水輪の上に、ほかの小さい水輪が乗っているようだ。左の五輪塔も無茶苦茶だが、上から三つ目の半月形が大五輪塔の風輪ではなかろうか。

 もはやどこがそれか分からない。水飲み場という場所。

 そして、11時26分、東屋のある中央広場に到着。ここで30分ほど昼食休憩。

 午後0時10分。最終巡視地点、蓮華寺山山頂。枕が城跡。

 案内板の傷みが激しいことに気付く。これは報告しよう。

 1時18分、麓の蓮華寺に到着した。