第309回アタック「春の女神チャレンジ2021の5」 | ニュータウン裏山探検記

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やのみー探検隊が行く!
by Yanomii Tanken-Tai

 絵下山の今春のギフチョウは未だ確認できない。

 令和3年4月20日(火)。休みの関係で、これが最後のチャレンジか。

 今日の相棒はPK隊員。

 

 まず、ピークEを目指す。

 途中の車道で、PK隊員がこの花を発見。ツル植物だが、マメ科ではない。PK隊員のスマホの機能で、ムベが候補として出る。確かに、アケビに似ている。これはムベだ。

 ピークEに向かう山道の急斜面で、サンヨウアオイを確認。ここは比較的よく残っている。

 

 ハイノキの花。この花はゴールデンウイークによく見る。

 この日の最高気温は22度。初夏を思わせる陽気。翌日の予報は25度…夏日だ。すでに、ギフチョウが舞う環境の季節は終わっていると感じる。

 ピークE。大きい岩に先客が2組。一方の3人は、休憩しながら歓談。もう一方の1人はお昼寝中。私たちも、ここでお昼ごはん。

 天気は良いが、霞んでいる。

 30分ほどいたが、ギフチョウは現れず。ナミアゲハとセセリチョウ(?)、キムネクマバチが飛んでいた。

 ピークEを下りたところで、ホオジロのオス。

 ほかに、ウグイス、シジュウカラ、ヒヨドリの声がよく聞こえる。里と変わらないラインナップだ。

 ピークDに移動。

 ナミアゲハとキアゲハが交互に現れる。

 これはキアゲハ。望遠で撮ったが、小さな虫が写っている。アザミウマのようなものか…

 今度はドウダンツツジに止まっている。

 乱暴な分類だが、4月の花はピンクで、5月の花は白い。

 絵下山も白い花が主流になってきた。

 ここもギフチョウの気配はない。

 ピークBに移動。まだ、ギフチョウが好むコバノミツバツツジが咲いているが、これはミヤマガマズミ。5月の白い花の代表格。

 ピークAに移動。途中の斜面で、サンヨウアオイの葉を裏返し、ギフチョウの卵がないか、確認。

 もちろん、見つからない。

 ピークA付近。サルトリイバラの花を観察。

 似島と江田島の間の海峡に、自衛隊の艦船。

 これ、何だっけ?

 スマホの機能を見てもらうと…ヒメハギ…

 それだ。

 この日もギフチョウを確認することができなかった。

 まだ、コバノミツバツツジは残っているものの、山全体は初夏の印象である。今年の春の女神チャレンジは、敗戦濃厚である。

 壊滅が心配になる。

 なんとか、生き延びていてほしい。