平成30年6月23日(土)。午後、車で絵下山に行く。
3年前の6月にムカシヤンマ(広島県準絶滅危惧種)の産卵を観察した。もう一度、出くわさないかというのが、6月のモチベーションなのだが、この日も会えなかった。
その場所の近くで、白いチョウを見た。シロチョウかと思ったが、ちょっと模様がある。スジグロシロチョウだろうと思う。かなり翅がボロボロ。
頂上広場につく。こんなのあったっけ。三角点の位置を指す案内標。
広場のシンボルになっている岩の上に三角点の鋲が埋め込まれている。
雨の合間、降ってはいないが、どんより。気温は22℃程度だが、湿度は高い。トンボやチョウは少ない。
足元を見るとアリが何匹も歩いている。どこにでもいる、5ミリくらいの黒いアリ。私たちは、このアリという最も身近な昆虫の種類をよく知らない。名前を調べるとクロヤマアリ。
少し離れた場所に1センチはあろうかというこの大きいアリ。クロオオアリか。山でよく見るような気がする。腹部に毛が生えている。
両方が絡んでいた。小さいクロヤマアリが、弱った大きいクロオオアリを運んでいる。この写真だと、そんなに大きさの差が感じられない。
近くの地面にジガバチが現れた。ジガジガジガジガと翅を鳴らすのが由来らしいが、これに「似我蜂」という字が当てられている。この漢字には、とても恐ろしいエピソードがある。
キシタエダシャク。後翅、つまり下の翅が黄色いので「黄下」。シャクは尺取虫のシャク。地味な昆虫しかみつからない。
なんだあの花は。
アジサイのような顎片がある。ヤマアジサイにしては、中の花が目立つ。調べてみたら、ツルアジサイに似ているが、顎片が花形ではなく、1枚1枚離れている。さらに調べてみると、イワガラミという植物だった。アジサイ科ではある。