平成29年1月15日(日)、矢野ニュータウン中央公園で恒例の矢野南とんどが開催された。
前日の14日(土)に準備を行った。例年なら、1週間前に準備しているが8日(日)は雨天で順延となった。
まずは、巻きわらづくり。主に女性と高齢者の役割で、男性は矢野の山に竹を取りに行っている。
男性陣は、集めてきた竹の枝を落とし、とんどを作り始める。
矢野南では、四角錐から立方体へと組み上げていく。これに割った竹を巻き、結果的には円柱を目指す。
巻きわらを巻き、竹の葉で装飾する。
ベテランが抜けて、S隊長らちょっと若手が作った。最初の四角錐の脚を広げ過ぎたため、すべてが大きめ大き目になてしまい、材料が不足し、時間もロスした。
もう一つ作る「子どもとんど」は材料不足で小さくなった。
そして、当日。この団地が経験したことのない大雪。
若手の作った頼りないとんどは、雪をかぶりちょっと斜めに。こんなに濡れて燃えるのだろうか。
いろんな行事が中止になっている中、2時間遅らせて決行することが伝えられた。いずれにしても、とんどはこのまま置いておくわけにはいかない。餅つきや豚汁の準備が始まった。
大人が大変な思いで準備をしている中、子どもたちは元気。
大雪警報まで発令されて、時折、目前の茶臼山も見えなくなるほど。ようやく、2時間遅れの点火。
濡れて心配だったが、火が点いた。水蒸気を含んだ濃い煙が狼煙のように上がる。
子どもとんども苦戦したが、なんとか着火。なぜか煙の色が違う。
例年より少ないが、それでもたくさんの人が集まり、炎を見つめる。竹の爆ぜる音が心地よい。
そして、火がおとなしくなると、火に近づいてくる。
完全に片付けられるのは、着火から3時間後であった。