アルミ缶凹面鏡による着火実験 | ニュータウン裏山探検記

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やのみー探検隊が行く!
by Yanomii Tanken-Tai

 ギリシャのパルテノン神殿で行われるオリンピックの採火式は、凹面鏡から火を採っている。太陽光から起こす聖火のイメージを、のろしリレーの着火に採用できないかと思ったのが始まりだ。光の収斂(しゅうれん)による着火だ。
 ステンレスのボウルなども使ってみたが、うまくいかない。インターネットを調べて、アルミ缶の底を使うことにした。
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 「ピカールの金属磨きに限る」と書いてあったので、ホームセンターに買い求めにいったが見当たらず、アサヒペンの製品を購入。
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 綿にしか見えないが、研磨剤が混ぜ込んであるらしい。
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 少し湿らせて、アルミ缶の底を磨くと、綿は黒く変色してくる。缶の表面が研磨剤で磨かれていくようだ。
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 3分も磨くと、ピカピカになった。いくつかやってみたが、うまくいかないのもある。のどごし生、メッツ、Gokuriはうまくいったが、コーヒー缶はことごとくダメだった。
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 ビフォーアフター。比べるとこんな感じ。
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 太陽が出た昼間、マッチへの着火を試みる。
 光の吸収をよくするため、火薬部をマジックで黒く塗る。
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 割ってない割りばしの先にマッチ棒を挟む。鏡面を手で隠すのを防ぐためである。少し下をガムテープで縛り、挟む力を強くした。
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 アルミ缶を太陽の方向に向けて、焦点を探す。太陽直視状態かも。目を傷めないようにしなければ。
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 まず、割りばしの広いところで光が集まる位置(焦点)を確認、ゆっくりバックさせて、マッチの火薬部にフォーカス。
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 そして、ファイアーーー!
 ちょっと感動。
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