なかなか快適! 絵下山頂 | ニュータウン裏山探検記

ニュータウン裏山探検記

やのみー探検隊が行く!
by Yanomii Tanken-Tai

 連日、猛暑のニュースが続く。7月のこの時期にしては異常な暑さらしい。

 平成25年7月13日。歩いて絵下山に登ろうと思っていたが、自宅の雑草だらけの庭の掃除などをしていると、遅くなってしまった。


 午前11時17分、車で頂上広場(北展望台)に到着。

 強い風が吹いているが、心地よい。ウグイスやホオジロの鳴き声が自然を演出してくれる。セミの声もたまに聞こえるが、「蝉時雨」には程遠い。
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 中展望台のあずまやに、寒暖計が吊るしてあった。気温27℃、湿度66%は適度にエアコンの効いた部屋の状況である。
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 花は、ノアザミがポツポツと咲いている程度で、あとはヤマウルシなどの花らしくない花しか見当たらない。
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 夏草は絶好調! TSS塔跡は、ほぼ1種類のこの草に覆われている。ここはチョウがよく舞う場所である。
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 頂上エリアを歩きながら、チョウやトンボを随分見かけたが、飛んでいる虫はなかなか撮りにくい。かといってなかなか目の前に止まってくれることも少ない。

 ブレブレ写真は、ツマグロヒョウモン(左上)、ジャノメチョウ(右上)、オニヤンマ(左下)、モンキアゲハ(右下)。このほかにも、モンシロチョウ、モンキチョウ、アオスジアゲハ、アキアカネなど、たくさんのチョウやトンボに会うことができた。
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 比較的うまく撮れた写真は、ヒオドシチョウ。羽の表と裏の色がまったく違う。ヒオドシ(緋縅)とは、戦国時代の赤い鎧の名前らしい。
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 木の花や実を探していたら、こいつと目が合った。ゴマダラカミキリは、いろんな木に穴をあけて食べてしまう害虫だが、子どもにも捕まえやすいので、よく知られている。
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 中展望台と南展望台の間に、新しい案内板を発見。なんと、やのみー探検隊オリジナル地名の「3連首飾りの道」が表示されているではないか。
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 南展望台には、先に1人の男性がおられた。マップを差し上げて、話しかけると、南区から週に3回も来られる常連さんだった。

 「家におるとクーラー代が高う付くけえねぇ。ここは風が吹いて気持ちええよ。絵下山はいろんな道があるけえ、飽がんよね」。

 そこに、岩国から来たという2人組の男性。

 「この山は、道がよく整備されていますね。案内板もたくさんあるし」。

 こんな風に言ってもらえると自分のことのようにうれしい。その後にまた別の男性が来られ、話の輪が広がった。
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 絵下山の頂上エリアは標高550メートル以上。日向を避けると、真夏も涼しくて心地よい。避暑地としても魅力ありである。