平成23年9月6日。休みをいただき、かねてより懸案の寺屋敷五月台団地と龍野山をつなぐ道に挑む。O副隊長が同行してくれた。
8月21日にジュニアジュニア隊と行くはずだったコース、雨で中止になり、叶わぬうちに夏休みは終わってしまった。
また、9月3日には久しぶりにK副隊長と登山の予定だったが、台風接近で断念した。今回、K副隊長の休みに合わせてみたが、他の用事が先に入っていたようだ。
午前9時25分。絵下山東麓駐車場に車を置く。前日から急に秋らしくなり、台風一過、青い空が広がった。
9時27分、駐車場より少し下にある龍野山への登山口に入る。
そのときは気づかなかったが、龍野山方向に視界が開ける場所が1か所あり、そこから、タツノ口岩がはっきりと見えた。ここから見ると「人の顔」のようだ。
気持ちの良い尾根の道だが、頂上に近くなると急になる。
9時57分。龍野山頂上に到着。ちょうど30分だった。少し休憩。
頂上は十字路になっていて、西に行けば中野山に行くし、南に行けば焼山の北原という地区に行くらしい。これを東に行けば、寺屋敷である。
10時9分下山開始。
3分ほど下るとタツノ口岩がある。つい前回のアタックで確認したところである。
タツノ口岩は上下に分かれて竜の口のようになっている。上の岩の裏側に回り、下の岩の上に立つことができる。しかし、その先が絶壁でかなり怖い。
いつもながら勇気ある副隊長は行ってしまった。上の岩の上に登りたいと言い出したが、必死で止めた。
私は少し手前から、パノラマ写真を撮った。正面手前は中倉山、その左は金ケ燈籠山。右の奥に灰ケ峰、写真にはあまりよく写っていないが、正面奥には野呂山もはっきりと見えた。
登山道に戻ると、木の隙間にタツノ口岩の横顔が見える場所がある。泣き顔のように見えた。
このあたりからは、初めての道になる。少し急だが、路面はしっかりしている。
少し下ると、上に登れそうな岩があった。
登ってみると、東方向になかなかの絶景があった。
振り返ると絵下山の上に、露出した岩が見えた。絵下頭の少し北にある「天狗岩」ではないかと思う。
なぜかここで、カメラが壊れてしまった。仕方なくケータイで撮影する。
足元のシダ、木の枝も頭の高さまで掃われて歩きやすい。どなたかが手入れをしてくださっているのではないかと思う。
10時50分。ついに五月台公園が見えた。タツノ口岩で遊びすぎたせいか、龍野山を下り始めて40分近く経っていた。まっすぐ下りれば30分ほどだろう。
五月台団地は寺屋敷地区の中央にあり、その一番奥に五月台公園がある。
この登山道は、「ここが始まり」という入口はなく、この公園の南側の斜面から、すぐ上の尾根に向かって何となく始まっている。