今日はサイミーさんとラムさんご夫婦のお宅で持ち寄りディナー
…と言ってもきんぴらごぼうでエントリーする予定だった私は当日昼にジョーダンまでインディアンランチの約束に出かけてしまって
ランチの後ジョーダンから東涌(トンチョン)に移動して友人宅で材料を買ってきんぴらごぼうを作るのはちょっとせわしないという事で
「きんぴらいらない
」と言われたので「手ぶら」でお邪魔しました
サイミーさんは15歳になる男女の双子ちゃんの育児に奮闘しているお母さんなので普段はシンプルなお料理しかしないと言っていましたが、コーヒーパンやチョコパンまで普段手作りするお料理上手。以前ご馳走になった「アサリの炒め物」というなんのことはない名前の料理がものすごくスパイスや干したエビとかハーブを複雑に組み合わせて炒めたレストランびっくりな完成度の高さで驚かされたこともありました
(今思い出してもこれまでも食べたことない美味しさ
)
で今回は2品作るということで期待も高まります
でこちら
クリエイティブな料理上手のヨランダさんお初の「酔鶏」(チョイガーイ、紹興酒ソースにつけた茹で鶏)、サットさんシグネチャー「甘くない猪脚姜」(ジューキョッキョーン、黒酢で煮た豚足…香港版は甘ーい甘ーい
産後のお母さんが一ヶ月ひたすらこれだけ食べ続けさせられるという香港スーパーフードですが…マレーシア版はご飯に合うしょっぱ目のスッキリ味でーす
)
あとヨランダさんオリジナルの筍水煮のザワークラウトマヨーネーズ和え
食感グジュグジュザワークラウトはクッタクッタですが不思議に美味しい
サイミーさんとラムさん宅に着いてみると、完璧主義で心配性というサイミーさんはアッツアツをサーブしたいけど、タイミングがギリギリになって「味が決まらなかったらどうしよう
パニック」になっていて、眉間の皺が深ーく刻まれていてラムさんに励まされているという
いつもの風景が…
サットさんは元々きんぴらの代わりに野菜があったほうがいいかもと、サイミーさん宅で白菜炒めでも作って食べようと思って生の白菜を半分持ってきていたのですがサイミーさんが緊張感いっぱいな様子とギリギリのタイミングを待って調理されるのを待つ2品がコンロを2つとも占めているのをみて、キッチンに持って入った白菜を静かーにスーッとバックの中に引っ込めてました
サイミーさん完璧なエビ炒め物🦐
エバミルクとカレーリーフに溶き卵が甘味ととろみの役という調味の仕方が珍しいですね、酸っぱさとこっくりした甘さが絶妙なクリーミーな仕上がり 何をどうやってこういう素晴らしい味になるのかしら
こちらはタイマー⏲8分きっちりでスチームしたハーブたっぷり ライムたっぷり ニンニクたっぷり なんとかリーフたっぷりのガルーパ蒸しモノ酸っぱくなく、ライムなのに甘く、でもご飯にすごく合う抜群のうまさ！ガルーパもプリップリで皮と身の間に歯応えのあるブヨンとした層があって、そこにも甘酸っぱいソースがしっかりと染みて無茶苦茶美味しかったです
ヨランダさんのチキンもサットさんの豚足も安定の美味しさでした
でもサイミーさんの料理は私なんかじゃ「絶対再現不可能」なテクニックの高さでやっぱりすごいなあと思います
しかもサイミーさん、手作りのチョコスチームケーキまで作ってくれていました
これがフライパンで作ったとは思えないふんわりしっとり、濃厚なチョコレートの味も深く
蒸しパンとは全く別な繊細さ。食べる直前にチョコを生クリームで溶かしてカカオ香るチョコソースをとろっとかけてフルーツを盛っていただきました おいしーい
サイミーさん恐るべし