ある秋の夕暮れ、晶子は海の見える公園のベンチに座ってぼんやりしてた。

 

二十代のアベックが語り合っていた。

 

女性が、

 

「あなたは素晴らしい愛の一ページを私の心に刻み込んでくれた」

 

 こう言って嬉し泣きをしている。

 

「それは良かった。おれも男冥利に尽きる」

 

「ずっと私を愛してね」

 

「そのつもりだ」

 

 この男性の言葉に女性は喜びを爆発させて、

 

恋人にむしゃぶりついた。

 

そして自分の舌を激しい勢いで恋人の口に押し込んだのだった。

 

中学二年生の晶子は圧倒されて体を小刻みに震わせている。