1月に入ってから徐々に野菜の値段が上がってきたなと感じているひとが多いのではないでしょうか。

その原因を解説しましょう。

まず、昨年の年末は暖冬と言われて野菜が多く出回り、全面安の状況が続きました。
なぜ多く出回ったのでしょうか?
それは、作付け予想を上回るペースで野菜が成長をしたからです。
暖冬の場合、出荷時期が前倒しになり市場に出回る量が増え値段が下がります。
そして、1月に入って本格的に寒くなってみるとこの時期に出荷する予定だった野菜はもうなく、全体的に量が減って値が上がってしまったのです。

さらにもう一つの原因が天候です。
日が短く、さらに曇天続きで日照時間が確保できないのです。
1月に入ってまともに丸一日晴れた日は殆どありません。
これではいくら温室栽培でも成長しません。
今度は出荷時期を延ばすことになり出荷量が減って値が上がったわけです。

曇天が続いたときに野菜の値が上がるかなぁ?という感覚を持つと買い物に役立つかもしれません。

先のことは分かりませんがこの先、良い天気が続き気温が上がってきた場合、おそらく値段が下がるはずです。お見逃しなく!