前回のあらすじはこちら⬇️
(学校を卒業したら看護士資格を取って、働くよ。)
(アイドル活動はどうするんだ?)
(・・・)
徹三の質問攻めに黙り込んでしまう流奈。
しばらくの間沈黙が部屋を支配した。
5分くらいたっただろうか・・・遂に流奈が口を開いた。
(そこまで先の事は考えていません。すみません。)
(やっぱりな。)
重たいため息をつく徹三。続いて落ち着いた口調で諭(さと)すように、言葉をかける。
(学校まではおまえの事だから卒業するだろう。成績も安定しているようだからな。仮にアイドル活動を始めても上手く両立できるよう、努力するはず。そこまでの事は心配していない。)
(あ、ありがとう。)
(問題は就職して働き始めてからの事だ。看護士の勤務時間はその日による。固定ではない。不規則で、激務だ。そんな中、アイドル活動をどうしていくのか?私はそこが知りたい。)