今まで僕は身体の障害しかないものとばっかり思ってました。
たぶん高次脳機能障害的なものもあったのかもしれませんけど、認知されてませんでした。
おそらく両親も兄弟も、厄介な性格だからだと我慢してくれてたのかなぁ。

でも、こういう症状が見えにくかったのにも原因はあると思うし、知った以上は対策を考えていかなければいけないです。
まずは自分の性格というか、思ったことをパッと言っちゃうことなど、気をつけることから始まるんだろうと思います。
医学的に脳損傷の後遺症についても明らかになってきたということで、症状を知ったからには知った上での対応を僕もしないといけないし、周囲の方にも理解・協力を求めていかないといけません。

もちろん行政も、今まで高次脳機能障害について診断基準など確立されたものがなかったので、不十分な対応しかできてこなかったんだと思います。
ただ、こうして診断基準もできて福祉制度も整いつつある中でも、行政に携わる人の意識も変わらないといけませんよね。
結局のところ、社会的な制度がいくら整っていたって行政側に理解されていかないと意味がないと言えるのでしょう。
障害者自立支援法の時のように、当事者のことが本当に考えられず、ただ「予算がないから」といって為されているのが日本の障害者福祉の問題点だと言えると思います。

ところで、思ったことをパッと言っちゃう、これって抑制が効かないことから来るんでしょうね。
だったら、言う前にいったん自分の頭の中で考えてから、言うようにしたらいいんですね。
時々やっちゃいますが、自分でも気をつけることでかなりの部分が改善できてきた気がします。

これから死ぬまでのことになるので、自分とうまく付き合っていく方法を、これからも考えていきたいです。
自分の無知が原因で混乱し取り乱してしまうこともありますが、1つ1つ知っていって、積み上げていけたらいいなぁと思います。
なんでもそうですけど「慣れてくるとできるようになる」、このことを信じたいです。