おすすめ本シリーズ、2回目。
今回はかなり古めです。
ミイラ志願 高木彬光
大衆文学館
ジャンル:時代伝奇小説
おすすめする人:全年齢
読書のお供:まんじゅう
“志願”といキーワードで歴史上の出来事を書いた九編の連作短編。
本格推理小説の旗手たる作者の
語り口にはユーモアもありながら、
人間の本質的な我欲、情念を掘り下げた秀作。
この本読んだのって、小学生か中学生くらいで、
ほとんど覚えていないところもあるし、
今、手元にある本ではないので、
調べながらあらすじを書きましたが、
連作短編なのであらすじらしいのは書けないね。
引用するのもどうか・・・
と思ったので中途半端な内容でごめんなさい。
僕は無知な上に探偵が出てくるタイプの
推理小説はあまり読まないので、
有名な作家さんだと知ったのは随分後の話なんですが、
彼が生み出した神津恭介といえば
「日本の三大名探偵」だそうで、
ミステリ好きな方はよく知っている
作家さんだと思います。
短編タイトルに全て「○○志願」とついている連作短編。
9篇の志願者はそれぞれ、
ミイラ志願
偽首志願
乞食志願
妖怪志願
不義士志願
飲醤志願
首斬り志願
女賊志願
渡海志願
なぜ、それを志願するのか?
というところから、ぐっと引き込まれます。
そして、それぞれに、
人間の欲望、情念が丹念に描写されていて、
とにかくすごく面白いです。
話の落ちも秀逸。
全部の話を思い出せなくても、
印象に残っている本。
僕も数年ぶりに、読み返してみようか、
と思っています。
