あけましておめでとうございます。

しばらく、更新が途絶えておりましたが、
単純に忙しい日々で気が回らなかっただけで、
本はローペースでも読んでますし、
年も変わって、気持ちも新たに取り組んでいきたいと
思いますので、本年も宜しくお願いいたします。

さて、新年ということで、
年頭にあたって、やはり目標を立てなければなりません。

僕は毎年、目標というか、テーマを決めているのですが、
去年のテーマは何だったかな?

「我慢」だったような。。。
覚えてなければ意味がないだろ 笑

コロナのこともあり、図らずもそういう環境でもあったのですが、
去年は我慢、というか、
良い意味で折れる?というか、
我を張らないのがテーマでした。
概ねテーマに沿って生きましたが、
テーマがテーマだけに、消極的な一年だったかな、
と思います。

一年のテーマを消極的に置くというのは、
だめな感じがするかもしれませんが、
僕の場合は雌伏の年回りを感じる時は、
素直にそのようなテーマを立てます。

全方位に全力で、というのは、
充実しているときでないと難しいものです。
空回りもするし、他人と対立もしましょう。
何も、前進することだけが人生ではない、
と思います。

さて、今年ですが、
今年は、少し頑張らないといけない感じがします。
雌伏の期間はまだ続くのだけれども、
少しずつ、自分の我を出して、
成果に近づく素地を作って行かなければなりません。

従って、テーマは自ずと決まってきます。
「アホになる」ということです。
今年のテーマは「アホになる」

この「アホになる」というテーマは、
これまで何回か立てたことがありますが、
達成度が最も低いテーマです。

アホになる、ということは、
本当にアホではなれません。

強かに生きる、ということです。
しぶとく、執念深く、
自分の目標を達成しながら、
それでいて、悲壮感なく、
他人と喧嘩せず、周りを明るくする、
こういうテーマということになります。

これが、とっても難しい。

僕は小賢しい人間なので、
すぐ、人にマウントを取ろうとしたりします。
また、プライドが高いので、
アホっぽく振る舞うことができずに、
周りの空気を悪くすることもあります。
さらには、粘りがないので、
すぐ飽きて、やめる理由を考えて、
さも論理的にそうすべきという結論をだして、
目標達成をおろそかにしがちです。

こういうのを手放すためには、
アホになるのが一番です。

正論をぶつけて終わらせるのではなく、
「はぇ〜。そうなんや〜」ととぼけながら、
人の考えや意図を正確に掴み、学ぶ。

重い空気のときは、道化をしても、
明るい空気を作っていく。

小さい目標の積み重ねのために、
小賢しい理屈を立てずに、
とにかく粘り強くやってみる。

今年はやり遂げてみたい、と思います。
新年の誓い。
 



不屈 - 山岳小説傑作選 - 北上 次郎(編)

 

ヤマケイ文庫 不屈 山岳小説傑作選

 


11月の末から12月に掛けて読んだ本です。
オムニバス形式になっております。
・「ひとつの山」(抄) 加藤薫
・「氷壁」(抄) 井上靖
・「山を生んだ男」 夢枕獏
・「皆白」熊谷達也
・「寒冷前線」新田次郎
・「灰色の北壁」真保裕一
・「擬似好天」笹本稜平

手にとったときは、抄本があるのに
気がついてなかったので、それに気がついていたら、
別のものを買っていたかも。

しかしながら、良い物語にたくさん出会えてよかったです。

夢枕獏が本格的な山岳小説を書いている、
とか、知らなかったので、新鮮に思いました。
テイストはやっぱり夢枕獏だな、と思った。

ひとつの山
山を生んだ男
皆白
あたりが僕は良かったですね。

登山用具や登山用語など、
聞き慣れない人には難しいかもしれませんが、
自然と向き合うイマジネーションが
頭の中で形成されていくプロセスを楽しむことが
できる人は誰でも楽しめると思います。

オススメです。