東日本の震災の時は東京にいました。
厳密には被災者ではないけれど、
東京も大変だったな、と記憶しています。
たまに、有事の時の妄想をすることがあります。
何故か自分が即死するような感じは一切なくて、
生き残ってどうするか、どう動くか、
というのを真剣に考えたりします。
僕は子どもがいるので、
大人としての責任の意識というのが、
随分増えてきたような気がします。
少なくとも、子どもが成人するまでは、
ちゃんと育てないと行けないですからね。
水や食料の備蓄も大してしてないけれど、
有事のときに生き残るための、
シミュレーションってのは、
大事だと思う。
他人をかき分けてでも生き残りたいとも思わないけれど、
子どもたちの晴れ姿をみるまでは、
なんとか健康にいきていたい。
本当にそう思います。
Q & A 恩田陸
幻冬舎文庫
本屋でジャケ買いです。
多分、初めて読む作家さんです。
タイトルの通り、全てが会話形式で進みます。
どこかで書いたと思いますが、
僕はどちらかというと、地の文が多いほうが、
頭で絵が書きやすいので、
会話形式が多いのは苦手ではあるのですが、
トライしてみました。
最初は結構引き込まれて読んでたのですが、
途中から作者の意図がわからなくなって、
読みづらくて、結局読了までめちゃめちゃ時間かかりました。
ミステリ、と思ったんですが、
結局そんな感じでもなく、
物語の真相らしきことも唐突に現れてきたり、
最後は最後で?って感じで終わったりと、
なかなか難しかったですね。
なんだろう。一つの事件を通して、
人間を観察する話、ってことなんでしょうか。
うーん。
良いテーマだし、良いアプローチだけど、
なんかもう少し別の構成があったんじゃないかな、
と思ってしまう。
好きな人は好きと思うけど、
僕はもやもやが残ってしまいました。
今日は謎の上から目線のレビューでした。
ごめんなさい。