雨に濡れるヨハネの写真を撮りに(←嘘。前の書き込み参照)、ちょっとだけ職場へ。

 

 そして、帰るなり、今日の宿題に取り掛かるが、1日仕事を想定していたのが、なんと昼前に終わる。

 量が少なかったのがなにより。

 

 そこで、知人が作品を展示しているのを見たいのと、いくつか買い物もと言っていた奥さんのリクエストに応え、二人で、車で岡山へ。

 私としても、26日まで岡山天満屋で開催中の金重有邦展は、なんとしても見たかったので、ラッキー。

 

 その有邦さんの展覧会がすごかった。

 夫婦二人で、それぞれが集中して見入った久しぶりの展覧会。

 

 報道では、展覧会タイトルにもなっている大型のオブジェ然とした作品が紹介されるが、驚いたのがずらりとならんだ茶盌。

 

 備前焼は、胡麻やら緋襷やら、+αの加飾があるほうが(一回の焼成で採れる量が少ないという希少性もあって)好まれる傾向があるが、そうしたものが何もなく、ただ土がストンと形とものの魅力はたまらない。

 もちろん、土が良く、フォルムが良いことが大前提ながら。

 

 そして、今回並んでいる茶盌が、まさにそうしたものばかり。

 ただ、みなそれぞれ焼け色がはっきりと異なっている!

 形も、みな、なんの自己主張もなく当たり前のようにそこにあるという体なのだが、それがまたそれぞれにみんな違う!

 私のような素人では、手び練りと轆轤成型の使い具合も見分けがつかないのだが、おそらくこれだけの、みんな同じようで、みんな違う、それも違いの見せ方が、備前焼ならでは加飾の手法を使わず、土の表情だけで見せるのは、ものすごい知力と技術力! 

 言い方を変えれば、土の配合と成型と焼成のバリエーションをどれだけ熟知して使いこなしているか!

 

 なんて、さもわかったかのように書くと、畏友伊勢崎紳ちゃん先生に笑われるので、このくらいにしておくが、これはほんとうに必見。

 

 ちなみに、価格は30万円台後半から40万円台前半だが、おそらくお茶をされる方なら、この会場の光景を見たら、ぜひ一盌を手元に置きたくなるだろうと想像に難くない。

 

 と、あまりに素晴らしい展覧会なので、本日、二度目の書き込みでした。

 ちなみに、有邦さんのオフィシャルHPがあった。

 備前で、自前のHP立ち上げている個人作家は何人いるんだろう?

 http://www.kaneshige-yuho.com/

 

 

 その後は、表町商店街から丸善に立ち寄り、お客様が減るのを待つように遅めの昼食を、久しぶりに山留さん。

 

 

 夫婦で入ったの、何年ぶりだろう。

 そして、ちょこちょこと買い物をしても、夕方早くに帰宅。

 

 早く帰って来たので、改めてPCに向い直して、明日から着手する仕事の段取りをつけることに。

 

 

 雨はまだ収まらず。

 

 

 それにしても

 「あ~伊部行きたい!」

 もう1年半、行ってない。はず。