奥さんとふたり、車に乗って、岡山県北の新見へ。

 とは言え、ノーマルタイヤ。

 

 天候やら交通規制やらの情報を集め、なるべく暖かくなるのを待って出発。

 

 途中、中国道でタイヤ規制がかかっていて、通してもらえなさそうだったが、いざポイントとなる北房ICまでたどり着くと、ちょうど解除中とのことでラッキー。

 

 大佐PAです。

 

 

目的は、新見美術館の「森のしずまる 片山康之 加藤萌」

https://www.city.niimi.okayama.jp/usr/art/

 

 

片山君は、このところ、松島分校の活動などの方が目立っていたので、久しぶりの作品発表を楽しみに出かけたが、新しい作品もGOOD!

 

加藤さんをよく理解し、意識した立体もとてもよかったが、新たなチャレンジのこうした平面も、問題意識やら物にしてゆく方法など、やはり適切。

彼の、造形家としての能力はほんとうに高い。


 

 松島分校のような仕事も頑張ってほしいが、また作品も楽しみにしております。

 

 

 そして、加藤さんの仕事ははじめてまとまってみたけど、こちらも十分唸らされた。

 

 なにより、二人の相性が良いのと、ともに空間を作る意識があるので、とてもよい展示となっている。

 

 もちろん、こうした場を用意した美術館サイドの愛も十分。

 

 以前も書いたが、I氏賞の定着から、県内の公立美術館が、地元で頑張る若手作家を積極的に取り上げるようになったのはなによりのこと。

 

 トライして、成長して、またトライしての循環が生まれている様子がなにより。

 

 岡山近郊の方はぜひお出かけください。

 でも、路面にだけは注意。

 今日くらいの天気と気温なら大丈夫です。

 

 ちなみに。

 新見までいったので千屋牛を食べるのは当然。

 

 

 

 

 そして、そこからもうひとつ、県内のある場所を訪ねたが、正直、そちらは暗澹たる気持ち。

 予想がついていたけど、やっぱり・・。

 もっと、地元を掘ろうよ。

 もっと、アーティストと観客に愛を持とうよ。

 

 きっと、すごい額のお金が動いているのだろうけど、そのお金はどこへ行って、地元に何をもたらせてくれるのかな?

 

 という、岡山県内アートめぐりでした。