[NEWS] 群馬・館林の竜巻、発生のメカニズムは…
● 群馬・館林の竜巻、発生のメカニズムは…竜巻発生の理屈が判っても、いざ発生してしまうと、現状は人間の力では何もできない.
2009.7.28 23:56
竜巻発生のメカニズム
群馬県館林市で発生した突風について、前橋地方気象台は28日、竜巻と断定した。風速は最大で50~69メートルにまで達した可能性がある。建物の損壊が400棟以上にのぼることも判明。大きな被害を及ぼした竜巻は、どのように発生したのか。発生のメカニズムを検証した。
■「どこでも起きた」
竜巻とは、発達した積乱雲の中で起きる非常に強い上昇気流の渦を指す。
気象庁によると、竜巻が発生した27日は近畿から東北にかけ梅雨前線が延び、前線上空には寒気が流れていた。そこに南から暖かく湿った空気が吹き込んだ。暖かい空気は冷たい空気よりも軽く、上昇する。結果、上昇気流が生まれ積乱雲が発生しやすくなった。
積乱雲下の地上付近で回転性の風の流れができると上昇気流に引き上げられ、風の渦になる。半径数キロの渦は上昇気流に細く引き伸ばされ、回転スピードが上がり漏斗(ろうと)雲が発生、竜巻になる。27日は「梅雨前線南側は、どこで竜巻が起きてもおかしくない状態」(気象庁)で、館林市以外でも発生する可能性があったという。
■幅50メートルの帯状に被害
前橋地方気象台は今回の竜巻の強度について、突風の強さを示す尺度「藤田スケール」6段階中4番目の「F2」(約7秒間の平均風速50~69メートル)か5番目の「F1」(約10秒平均で33~49メートル)と推定した。F2は平成18年に3人が死亡した宮崎県延岡市の竜巻と同レベルだ。28日の現地調査で、幅約50メートル、長さ約6・5キロの帯状に被害が広がっていることも判明。館林市によると、重軽傷者は21人、建物被害は全壊25棟を含む419棟に及んだ。
東京大学海洋研究所の新野宏教授(海洋大気力学)によると、米国で大きな被害をもたらすトルネードも竜巻と基本は同じ仕組みだ。ただ起伏に富んだ地形で上空の気候がすぐ変化したり、山にぶつかることで消えてしまい、大きくなりにくい日本の竜巻に対し、気候の変化が少なく広大な平地で発生するトルネードは、勢力を拡大・維持しやすい傾向があるという。
■今年はすでに14個
気象庁によると、竜巻は国内で18年に24個、19年に12個、20年に29個、今年は今回を含め14個発生している。毎年20個程度発生し、気象庁は「数は以前に比べ、それほど変わらない」と話す。だが、18年に北海道佐呂間町で9人が死亡するなど甚大な竜巻被害が相次いだため観測を強化。昨年3月、「竜巻注意情報」を始めた。
しかし、予測は難しく、昨年3~12月の情報発表回数172回のうち的中は15回。今回の竜巻でも、群馬県に注意報が出されたのは発生後だった。
ただ、災厄が通過するのを大人しく待つしかない.
気象庁も「梅雨前線南側は、どこで竜巻が起きてもおかしくない状態」なんて、無責任なことを言わないで、もう少し正確に危険を察知し、事前に通達する方法を考えて欲しいものだ.
……ムチャクチャ難しいとは思うんだけどね.
今回の館林市の竜巻の場合みたいに、実際に一発発生して広範囲に被害が出てから「竜巻注意報」なんか出されてもねぇ.
そんなもん気象予報士でなくなってできるじゃないか、と言いたくなってしまう.
気象庁に言わせると、竜巻の発生個数は、毎年 20個程度で、最近になって特に増えたということはないらしい.
しかし、被害がニュースに取り上げられる回数は明らかに増えている.
竜巻に拠る死傷者数とか被害総額みたいなのを計算してみたらどうなるか、やってみて欲しいものだ.
竜巻一個当りの被害額、とかね.
単に、発生個数に大差はないから問題はないんだ、なんてことは言えなくなるんじゃなかろうか ???
個々の竜巻の威力が増していて、被害が大きくなっているような気がする.
台風と同じで、発生して自分の家の方向に向かってきたら避けようがないのが辛いな (>_<)(>_<)
