伝説巨神イデオン 接触篇&発動篇 | アニメ・特撮 落書き帳

伝説巨神イデオン 接触篇&発動篇

CS の「ファミリー劇場」で、23:15 から劇場版「伝説巨神イデオン 接触篇&発動篇」を連続放送.
がっつり見てしまった.

「機動戦士ガンダム」の監督だった富野由悠季監督のガンダムの次の作品.

兎に角、いろんな意味で悲壮感漂うアニメだった.
話の内容が哲学的だったし、登場人物の発言や行動が、あまりに現実の人間臭かったし…… (>_<)

宇宙でのファーストコンタクトものとしても、結構面白かった.
特に「白旗」のエピソード.

主人公たちは、異星人バッフクランと遭遇し、戦闘状態に入る.
戦闘を停止したい主人公たちは、休戦を申込むために、シーツなどを使って「白旗」を作成し、宇宙船ソロシップに掲げる.
ところが、バッフクランにとって、白い手袋、白いハンカチを相手に突きつけると言うのは、最後の一人まで殲滅すると言う徹底抗戦の意思表示だった、……という話.

子供心に「自分たちに取っての常識が、未知の文化を持った人には、全く非常識な行為になることがある」というのを学んだ.
ちなみにバッフクランにとって「降伏」の意思表示は「赤旗」を使用することになっていた.


主人公たちも、バッフクランも自分たちの母星を「地球」と呼んでいたのも、ちょっと新鮮だった.


テレビシリーズは全43話の予定が、あまりの視聴率の悪さに 39話で打ち切り (>_<)(>_<)
……Wikipedia を見ると、なんと打ち切られた回のサブタイトルまでちゃんと決まっていたらしい.

「ガンダム」は、再放送を重ねて、結構話題になりつつあったけど、新作の「イデオン」は一部のマニア以外には評価されなかった.
いま見ても、子供に理解できるストーリじゃない (>_<)(>_<)


テレビ版の最終回は、五話分のハイライトみたな感じで走り抜けたので、何が何だかサッパリ判らないままの終了だった.
で、翌年の夏になって、劇場版が二本作られた.

「接触篇」はテレビシリーズのハイライト、「発動篇」は打ち切られた五話分……というところ.

しかも、「接触篇」の興行成績が悪ければ、一番肝心の「発動篇」を制作できない可能性があったので、二本同時公開 (^O^)
「接触篇」が約 90分、「発動篇」が約 105分.
連続して見ると、なんと三時間を越える大作 (^^;;;;;;


久しぶりに連続して見たけど、テレビシリーズの記憶で補完しないと「接触篇」のストーリにはついていけない (>_<)(>_<)

また、テレビシリーズでは、敵方の登場人物ギジェ・ザラルがソロシップに乗り込んでから、イデオ・ノバのパイロットになって、戦闘中に死ぬまでには結構エピソードがあったのに、「発動篇」のオープニングだけで、出番が終っていたのは覚えていなかった.あれは可哀相だ (>_<)(>_<)


何度見ても、見終わった後でどんよりした気分になる作品だ.
ラストでは、敵味方かまわず、登場人物が全員死んでしまうんだから救いようがない.

今の人間は、救われないのかねぇ…….
テレビシリーズが放映されてから 29年が経過するけど、今の世の中が放送当時より良くなったという印象はない.
寧ろ、いろいろな意味で悪くなって行きつつあるような気がする.

せめて、私が生きている間は、戦争なんか起きないで欲しいもんだ.