[ネタ] フツーの人が界王星にいったらどうなるか
● フツーの人が界王星にいったらどうなるかこういうアニメや漫画の架空の設定を現実的に考察する実験って、好きなネタだなぁ.
2009年3月7日
宇宙旅行が現実のものになりつつある昨今、無重力環境が人体に及ぼす影響についての研究がNASAやJAXAなどで進んでいる。
ところで、『ドラゴンボール』で、孫悟空に元気玉を伝授したことで有名な界王様が住む「界王星」は、地球の重力の10倍(10G)であるのだが、もし、フツーの地球人がこの星にいったらどうなってしまうのだろうか? 気になって調べてみた。
はじめに、宇宙研究の専門機関であるJAXAに問い合わせてみたが、広報担当者より、「残念ながら対応できません……」と、断られてしまった。まあ、こんなウサンクサイ疑問に答える暇があったら、もっと大切な研究に精を出していきたいと思うのは当然だ。ということで、自力で考察を進める。
まず予想されるのは、体重が10倍になるのだから、骨や筋肉が強くなるだろう、ということ。ある研究によると、ニワトリを3G(地球の重力の3倍)下で数週間飼育すると、体脂肪率が3%に変化したのだそうだ。3%といえば、その昔、ヨン様が役作りのために、体脂肪率3.3%のマッチョになったという噂が流れたが、さらに-0.3%のムキムキぶりである。3Gでこんな状態なのだから、10Gになったらどうなることか想像もつかない。
また体の外側だけでなく、内側にも大きな変化が出ることが予想される。無重力環境下では、血液に重さがなくなり、心臓の筋肉が萎縮することが報告されている。高重力では反対に、10倍に重くなった血液を体中に行き渡らせるため、心臓がものすごく強くなると考えられる。孫悟空は、ベジータと初めて戦った際、その強さに圧倒されながらも、「なんだかワクワクしてきやがった」と強心臓ぶりをいかんなく発揮しているが、それも修行の成果といえるだろう。
髪の毛だって重くなる。地球では無造作ツンツンヘアで決めたつもりでも、界王星ではピッチリ七三分けの新人サラリーマンのごとくペシャンコになってしまうだろう。もし、界王星でも同じヘアースタイルを維持しようと思うと、どれくらいの太さの髪の毛が必要だろうか? 計算してみると、髪の毛の太さはおよそ1.7 倍でなければならないことが判明した(※)。サイヤ人の故郷は界王星と同じく重力が地球の10倍だが、孫悟空やベジータの髪の毛が、地球上でワッサワサしているのは、髪の毛が地球人よりも1.7倍太いからだったのだ。
以上、妄想も交えて考察を進めてみたが、そもそも、界王星に降り立った瞬間、脳に血がいかなくなって気絶してしまうので、行くのはやめたほうがいいと思います。
(nadi/studio woofoo)
※建築設計などで使われる材料力学をもとに計算。女性など長髪の方には適用できないかもしれません
現実にはありえないことを仮定して、なるだけ真面目に、なるだけリアルに考えるから面白い.
10倍の重力の世界で生活したら、骨や筋肉が強化されることは充分に考えられるが、地球の重力用に伸びた身長に対して、10G 世界で対応できるだけの筋力強化ができるか否かは、難しいのではなかろうか ???
現実的にどうなのかは知らないが、高重力下ではそんなに伸長が伸びないのではないかと思うんだな.
それを支える骨格や筋力が強くならなければならないけど、同時に身長を伸ばさないという進化の方向もあるはず.
> ニワトリを3G(地球の重力の3倍)下で数週間飼育すると、体脂肪率が3%に変化した
さて、この話はかなり胡散臭い.
何故なら、現代の人類の科学力では「重力」の正体を解明できていない.
当然、宇宙空間を移動する SF にはつきものの「重力制御装置」なるものはない.
そんな環境で「3G 下で数週間飼育」というのは、どうやって実現したんだろうか ????
現実的に高重力を疑似体験しようと思ったら、遠心力で代用する以外には方法はないはず.
遊園地の回転系のマシンで振り回されると、回転の外側に向かって力が働く.
ガンダムのスペースコロニーやネェルアーガマの重力ブロックが、回転させることで擬似重力を発生させるのと同じ原理だ.
宇宙空間では明確な引力がないから、回転していても多分気が付かないと思うけど、地上では明確に 1G の引力があるから、回転系のマシンで振り回すと、自分が降り回されているという感覚がある.
……遊園地のマシンでは、回転半径が小さいからかもしれない けど (^^;;;
ニワトリたちは、どんな環境で数週間も 3G の経験させられたのか、ちょっと興味があるな.
ついでに書くと、普通のニワトリ……この場合はブロイラーではなくて、自然な状態で飼われている健康なニワトリ……の体脂肪率というのが、一般的にどのくらいなのかが判らないと、「3G 重力下で 3%」になったのが、凄いことなのかどうかなんて全く判断できない.
「体脂肪率 3.3% のヨン様」とかいうのが、実はニワトリだったと言うなら話は別だけど (´ヘ`;)ハァ
こんなところで、人間とニワトリを同格で並べたって、比較の対象になるわけないじゃないか !!!
……まあ、ネタとしては確かに面白いけどねぇ…….
宇宙ステーションに長期間滞在すると、骨格が身体を支える必要がなくなって、カルシウム分が流出して脆くなるという話を聞いたことがある.
筋肉も、力を使う機会が減るので、かなり痩せ衰えるらしい.
結果として、宇宙に長期(数ヶ月)滞在した後で地球に帰還すると、まず普通に立てないらしい (>_<)
10G 環境では、循環器系はかなり強化される必要があるだろう.
心臓から一番遠い足先の血管まで血液を循環させるには、ポンプとしての心臓にはそれなりの負担がかかるらしい.
重力の力を借りれば、心臓から足先まで降りていくのは簡単でも、足先から心臓まで戻ってくるのが大変だろうな.
当然、血管そのものも強化される必要が出て来る.
> 「なんだかワクワクしてきやがった」と強心臓ぶりをいかんなく発揮しているが、それも修行の成果といえるだろう。
うう~~~ん、きっとこの記事を書いた本人としては「ここも、笑うとこですよ」と言いたいんだろうけど、そんなに面白くないんだなぁ (^^;;;;;
まあ、普通の人間がいきなり 10G の世界に行ったら、立っていられないだろうし、無理に立っていると貧血は必至なのではなかろうか.
脳の中だけではなくて、全身の血液の流れに問題が発生するだろうから、思考力が低下した上に、身体は思うように動かないし、そのまま放置されたら……死んでしまうかな、やっぱり (>_<)
横になっていても、どこまで意識を保てるのか難しそうだ.
「STAR TREK」のように宇宙船でアチコチの惑星に出かける SF ドラマでは、一応人類が移住可能な惑星が舞台になる設定なので、カーク船長達が特に重力対策をせずに上陸してても不思議はないが、未知の空間を移動する「START TREK VOYAGER」とか「ENTERPRISE」なんかだと、実はもっと真剣に考えるべきテーマだったのかも知れない.
なかなか面白いネタだった ヽ(^0^)ノ