[ネタ] 鉛筆の「F」っていう謎の存在について
● 鉛筆の「F」っていう謎の存在について本物の鉛筆なんて、久しく使ったことがない.
2009年3月6日
「鉛筆は2BかHBを使いましょう」って言われてた小学生のころ、文房具屋で見つけた『F』の鉛筆に、かなりテンションが上がった記憶がある。Fって何だよ! と。新しい鉛筆が出たのか!? と。さっそく親に言って、その謎めいた鉛筆を買ってもらった。
ところが使ってみると、これがなんとも普通。濃さも書き心地もHBとそんなに変わらないし、高級感があるわけでもない。テンションは一気に下がり、一度使っただけで、その後「F」が鉛筆立てから出ることはなかった。
大人になってから、記号の意味を知った。『B』はBLACK(黒い)、『H』はHARD(硬い)、そして『F』はFIRM(引き締まった)。Fは最新のもんじゃなく、昔からあるHとHBの間の濃さの鉛筆だった。
ただ、疑問は残った。どうして意味ありげに、Fなんていう別格っぽい記号がつけられてるのか。BとHだけで片付く話じゃないんだろか、と。
疑問を解決すべく、日本鉛筆工業協同組合に問い合わせたものの、鉛筆の規格はドイツで決められたから、調べてみないと分からないとのこと。そこで、文献を探してみることに。すると、鉛筆の歴史が詳しく記されている『鉛筆と人間』(ヘンリー・ペトロスキー著)っていう本に、Fが誕生するまでの経緯が書かれていた。
19世紀、鉛筆の濃さの表し方は、国や業者によってさまざまだった。数字で表す業者や、H(HARD)とS(SOFT)で表す業者など、いろんな規格が乱立していた。
そんな中で、ロンドンにあるブルックマンっていう鉛筆製造業者が、『B』と『H』で表示した鉛筆を作った。画家が求める濃い鉛筆のグループをB、製図者が好む硬い鉛筆のグループをHとして、濃さと硬さのランクを数字で表した。
多くの人に使われ始めると、BとHの間にニーズがあることが分かって、いくつかの製造業者が『HB』を作った。そして、HBとHの間に『F』が作られた。
つまりBとHっていう、まったく別モノのラインが最初にあって、その間の濃さを埋める過程の中でHBが生まれ、さらにFが生まれた。濃さとしてはHHBなんだけど、3文字での表示はスマートじゃないからか、新しくFって記号が作られたってわけだ。こうして、19世紀の段階ですでにFは誕生していた。
この記号は世の中に浸透し、しばらく乱立してた濃さの表示は、20世紀になって統一されたという。
ちなみにこの先、新しい鉛筆の記号が生まれる可能性はあるのか、三菱鉛筆株式会社に伺った。
「現在の鉛筆で、すでにきれいなグラデーションになっておりますので、さらに細かく定義するのは、技術的に難しいと思います」
手作りだったら、微妙に違う濃さの鉛筆を作ることはできるという。でも、鉛筆は大量生産する必要があるから、品質が維持しづらいんだとか。新しい記号が生まれる可能性は、あまりなさそうだ。
謎めいた鉛筆記号『F』。その誕生の裏には、結構お勉強になる鉛筆の歴史が詰まってました。
(イチカワ)
最近は、手書き自体が減っているし、たまに手で文字を書くときは殆んどボールペン.
ボールペン類が使えない場合は、シャープペンシル.
で、その先のオプションはない.
鉛筆の「B」が Black で、「H」が Hard なのは、小学生の頃から知っていた.
更に「F」という種類があることも知っていた.
というか、確か小学生の頃、「F」の鉛筆を持っていた.
しかし「F」が、何の略なのかは、全く記憶になかった (>_<)
そっかぁ、Firm ねぇ.
ついでに、柔らかくて濃い「B」系列と、硬くて薄い「H」系列の中間に「HB」があるのは知っていたけど、「F」がどこの位置に入るのかは、全く知らなかった.
ふ~~ん、「HB」と「H」の間なのか.
鉛筆の記号なんて世界共通だと思っていたし、まあ私が使っていた頃には既に世界共通になっていたわけだから知る由もなかったわけけど、それなりに歴史があるというのもこの記事で知った.
鉛筆の歴史を調べて、一冊の本を書いた人がいるんだねぇ.
鉛筆って、既に特定用途でしか使われなくなって久しい気がする.
消費量って、減っていたりすることはないのかねぇ ???
あ、小学生はやっぱり「鉛筆」を使っているんだろうか ???