先月、中国に仕事で一時帰国した際、
知り合いのエステティシャンの女性 Mさん(20代)から、
相談を受けました。
Mさんは、つい最近、お子さんを産んだばかり。
それからずっと、ひどい腰痛に悩まされているというのです。
出産すると、
骨盤、足の付け根の骨の位置が
本来の位置から、ずれたままになってしまうことがよくあります。
それによって、坐骨神経が圧迫されるなどして、
腰痛が起こることが少なくありません。
二年続けて出産する年子の場合、
特にそのリスクが高くなります。
また、畳に座る生活の場合、
そのずれた骨の位置はなかなか元の位置にもどりにくいですね。
そのため、出産の後のリハビリは、とても大切です!
そこで、Mさんには
宮廷21式呼吸法の
1番 「気貫丹頂(きかんたんちょう)」 と、
2番 「引気下行(いんきかこう)」 を
覚えて、練習して頂きました。
「気貫丹頂」 は 主に“陽”の気をとり、
「引気下行」 は 主に“陰”の気をとり、
両方とも、脊椎の生理的湾曲を整えることができ、
骨盤も含めて、骨の位置を正しい位置に戻すことに役立ちます。
私が日本に戻る頃、
Mさんは、
「先生、腰の痛みがひいてきました!」 と 笑顔で報告してくれました。
良かったと思います。
「気貫丹頂」、「引気下行」 は、
生理的湾曲が整うことから、
内臓の位置、働きも整えることができ、
続ければ続けるほど、
産後の女性が 健康を取り戻すのに良いばかりでなく、
元の体型を戻し、太りにくい体をつくることもできます!
こちらが、宮廷21式呼吸法の1番 「気貫丹頂」。
「気貫丹頂」は、
両手のひらの “老宮”のツボ で宇宙の気をすくいとって、
頭頂の “百会(ひゃくえ)”のツボ から入れ、
気 を全身に行き渡らせ、
足裏の “涌泉(ゆうせん)”のツボ から古い気を出します。
正しい動作、呼吸法、気の導き方、など
宮廷気功のクラス で指導させて頂いております。
ご興味のある方はぜひお気軽に見学、体験にお越しください。




