最近、テレビで、
認知症 の高齢者の方が行方不明になり、
昨年は1万人を超える方が、見つかっていらっしゃらないと、報じられています。
遠く離れた県の施設で保護され、数年後に家族と再会を果たした方もいらっしゃいますが、
奥様の知らぬ間に、一人、家を出て歩いていた御主人が踏切の列車の事故で亡くなったというお話も聞きました。
このニュースに、私も心を痛めています。
先日、整体院に見えたTさんが、
来るなり 「先生、くるみ はありますか?」
と言われます。
聞くと、
「くるみが脳の働きを良くする、とテレビ番組で紹介されていたんです」 とTさん。
そうなんです。
食養生で、
くるみは‘健脳’の食材 として、知られています。
また、腎を強くする食材 でもあります。
年齢を重ねるほど人は腎の機能が衰えていきますので、
ご高齢の方には、ぜひ、くるみを摂ってほしいですね。
ちなみに、
くるみの形は、何の形に見えますか?
脳の形に似ていると思いませんか。
中医学では、
“以形補臓” と言って、
体の臓器に似ている食材が、その臓器のはたらきを補う、と考えます。
ニンジンと目の関係も然り。
ニンジンを輪切りしたその断面が、目の形に見えるとことろから、そう言われます。
このように言われてきたことが、
現代では科学的に、その食材の持っている栄養素が徐々に明らかとなり、
臓器に良い効果を与えることが証明されてきています。
くるみ の場合、
不飽和脂肪酸のリノール酸が、コレステロールを減らし、
動脈硬化を予防して、血液をサラサラにする といわれます。
ビタミン類、ミネラル、たんぱく質が豊富 で、
中でも、
精神安定、安眠などに関わる神経伝達物質の合成に必要なアミノ酸である、トリプトファン を
含んでいることが分かっています。
ただし、食べ過ぎは下痢につながりますから気をつけてくださいね。
少しずつ常食することをおすすめします!
★ お知らせ ★
2014年6月21日(土)開催の
アトピー改善のパックの実践指導を行うほか、
アトピーの養生法 (宮廷21式呼吸法を含む) についても、
詳しくお話し致します。
ぜひご参加ください。



