四ッ谷教室の宮廷21式呼吸法のクラスに通われている
Mさん(74歳、女性)。
先日、めまいがする、と言って、
私にご相談がありました。
左を向いて寝ると目が回り、吐きそうになるとのこと。
病院で診てもらい、お薬を頂いたけれど、
なかなかめまいがおさまらなくて…
と、とてもつらそうでした。
めまいはさまざまな原因で起こります。
三半規管の不調、また、ホルモンバランスを崩して、めまいが起こることもありますが、
脳血管障害で起こることもあり、
よく検査して頂く必要があります。
Mさんの場合は、後者ではなく、前者のような症状で、
私がお見受けしたところ、頚椎がずれているようにも感じました。
そこで、宮廷21式呼吸法の中でも、
特に、2番の「引気下行」を練習するように申し上げました。
そうしましたところ、
1週間もしないうちにMさんから
「先生!めまいがが良くなりました!」とうれしいご報告を頂きました。
良かったですね!
この「引気下行」は、
足裏の湧泉のツボから
新しい気を 体の中に導き、
頭頂の百会のツボに引き上げる過程で
首をグッと上に伸ばし、
手の動きとともに
労宮のツボを見つめる目を、
左・右と しっかり動かします。
そうすることで、頚椎と 目に 自然と良い効果が現れます。
めまいのみならず、
目の疲れ、目と関係のある肝機能の改善もはかれるのです。
めまいや 目の不調を感じている方には、ぜひおすすめ致します。
なお、立っているとフラフラして心配という方は、
座ってもこの呼吸法はできます。
安心して行ってください。
NHKエンタープライズ
★ (収録時間86分+付録3分、3,675円)
