4月23日(火)。
心地よい春の陽射しを感じる午後、
四ツ谷教室で、春の薬膳料理教室 を開催しました。
今回は“食養生”の観点からも、
この日お料理に用いる食材の効果についてもご説明しながら、
『宮廷小喫』として、
春の香り高い清朝宮廷料理の小品をご紹介致しました。
★ 桂花棗糕 ★
(ナツメともち粉のお菓子。キンモクセイの花のハチミツがけ)
ナツメは、活血、造血、補血、養血の効能をもつ大切なもの。
特に女性にはおすすめで、
生理不順、貧血を改善し、肌のツヤを良くします。
このナツメの中にもち米の粉を詰めて、蒸し上げた一品が、
桂花棗糕。
これに、キンモクセイの花のハチミツをかけると、
さらに香り高くなります。
この日、参加された方のお一人は
「キンモクセイのお花が、まるで金箔のようにも見えます!」
とおっしゃってくださいました。
キンモクセイの花には、お腹を温めて気をめぐらす効果があり、
また、ハチミツには、気を強くし、免疫を高める効果があります。
また、このナツメの中に、軽く油で炒ったピーナッツを入れて、
さらに栄養価を高める工夫をします。
清朝宮廷で、皇帝と皇家の人々は、
このように日頃から、
気を高めるお料理とお菓子をとるようにしていました。
ナツメ、キンモクセイのハチミツ、ピーナッツは、
それぞれにいろいろなお料理、お菓子に用いることができます。
皆さまの毎日の食卓にも、ぜひ生かして頂けたらと思います。
今回の教室では、私が作り方をお見せしながら、
参加して頂いた皆さんにも楽しみながら作って頂きました。
次回のブログでも、春の薬膳料理教室の内容をご紹介致します
どうぞおたのしみに!





