9月に入りました。
土日に雨が降り、少し涼しくなり、ホッとされている方も多いと思います。
これから秋、次第に空気が乾燥してきますね。
中医学では 秋は “肺”の季節 と言われ、
せき、喘息などの症状 が出たり、皮膚の乾燥 などが進んだりします。
アトピー性皮膚炎の方もこの季節は養生が必要です。
そこで、今年の秋も、昨年に引き続き、
今月から11月にかけて、
『アトピー性皮膚炎改善のための
気功入門セミナー』 〔全6回〕
を開催致します。
このセミナーは、下記の「アトピー性皮膚炎改善のための短期集中コース」の各講義内容の中から、ポイントをいくつか抽出してご指導致します。
なお、開講日については、原則、第2・4週の月曜日を予定しています。
アトピーに悩んでらっしゃるご本人はもちろん、アトピーのご家族がいらっしゃる方が受講頂いても結構です。
昨年も、ご家族のために受講された方が少なくありませんでした。
ご関心のある方、また、昨年、参加できなかった方は、ぜひご参加ください。
◆開講日
第1講 9月10日(月)午前11:00~12:15
第2講 9月24日(月)午前11:00~12:15
第3講 10月 8日(月)午前11:00~12:15
第4講 10月22日(月)午前11:00~12:15
第5講 11月12日(月)午前11:00~12:15
第6講 11月26日(月)午前11:00~12:15
◆受講にかかる費用
●入会金 10,000円 → アトピーの方は通常の入会金の2割引き、8,000円とさせていただきます。
●受講料 全6回 12,000円
1 回 3,000円
●テキスト代 1,000円
* このセミナーは会員制となっておりますので、ご入会が必要です。
* なお、1回のみご参加の場合は、このセミナーに限り入会金は必要ありません。
* 受講料は、前納(全納)の場合のみ、12000円、希望講座のみ受講の場合は、1回ごとの支払いで3000円となります。
◆申し込み
●受講初日に、入会申込書にご記入の上、入会金と受講料を添えてお申し込み下さい。
●事前に、必ず、電話、FAX、メールでご予約をお願い致します。
また、1回のみの受講をご希望の場合は、ご出席できる日にちをお知らせください。
◆場 所
楊秀峰宮廷気功養生院 4階教室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1‐3
マンダリンビル
(JR中央線「四ツ谷駅」四ツ谷口、東京メトロ丸の内線・南北線「四ツ谷」駅〈2番出口〉からすぐ。四谷見附交差点の「ケンタッキーフライドチキン」の上。ビル入口はしんみち通り側)
電 話 03-5919-0383
ファックス 03-5919-0384
メール kyutei21kikou@mbr.nifty.com
* なお、静かに講義に集中して頂くためにも、お子様の同伴はご遠慮くださいますよう、ご協力をお願い申し上げます。
※次の「講義内容」の参考に挙げました、「アトピー性皮膚炎改善のための短期集中コース」は、個人指導講座として行っているものです。
下記の概要に沿って、個人の方の状態、ご相談に応じながら講義をすすめてまいります。
今回の9月~11月のセミナーは“入門”としての講座内容であり、
短期集中コースはその上の段階の内容まで指導する講座となります。短期集中コースの受講のご希望、詳細につきましては、別途お問い合わせ頂けましたら幸いです。
◆講義内容
≪参 考≫
アトピー性皮膚炎改善のための
短期集中コース
●第1講●
→ ★ 9月10日(月)
アトピーをはじめとする難しい病気に打ち克つ「中国養生法7つのポイント」。そして、姿勢、動作の調整=調身について
☆アトピーをはじめとする難しい病気に打ち克つ
「中国養生法7つのポイント」
1)姿勢・動作の調整=調身
2)呼吸の調整=調息
3)精神状態の調整=調心
4)食事の調整=調膳
5)経絡マッサージ
6)環境の調整=風水
7)民間療法
このコースでは、上記の7つのポイントに沿って講義を行います。
第1回は、「姿勢、動作の調整=調身」について。
気功で要求される適切な姿勢・動作を通じ、気─大自然のエネルギー─は人体にくまなく流れ、五臓六腑の機能を高め、精神活動をも活発にします。
気功の各流派は、長年の経験の積み重ねを経て、身体の歪みを正し、気の流れるルートを整えるためのさまざまな方法を備えています。
あなたは自分の身体をどれくらい知っていますか。
あなたの姿勢と体質には関係があります。
気功で求められる姿勢を練習し、身につけることで、気の巡りの良い身体となり、体質改善を導きます。
≪気功の練習≫*内気功の動功
◆宮廷21式呼吸健康法
①気貫丹頂 → 新しい気を百会から入れ古い気を湧泉から出す。
②引気下行 → 湧泉から百会まで新しい気を入れて古い気は出す。
●第2講●
→ ★ 9月24日(月)
呼吸の調整=調息と、アトピー性皮膚炎の起こるしくみを学ぶ
息を吸ったり、止めたりする時は交感神経が優位に働き、息を吐く時は副交感神経が優位に働きます。
安定した深い呼吸の効果は現代医学も認めるところで、中医学でいう内気の運行を助けます。
さらに、伝統的な気功法の中には、異なる発声によって異なる臓腑の調整を行う「六字訣」のような方法も工夫されています。
この講義では、呼吸を整えることで心身の調整の仕方を学ぶと同時に、中医学の考え方に基づき、どうして身体にアトピーが起こるのか、を学びます。
‘湿’は、身体の内外のバランスを崩す“六邪”の一つ、万病のもとです。
‘湿邪’に侵されると身体の中に水がたまり、気血のめぐりや内臓の働きが悪くなります。
他の原因と重なればアトピー性皮膚炎を引き起こすのです。
アトピー性皮膚炎に伴う、かゆみ、痛み、腫れなどの取り方なども勉強しましょう。
≪気功の練習≫*内気功の動功
◆アトピーの予防と回復につながるリンパ体操
①式
②式
●第3講●
→ ★ 10月8日(月)
精神状態の調整=調心。アトピー性皮膚炎と心の問題について
心と身体は密接に関係しています。身体のデトックスばかりでなく、心の毒素も積極的に排出しましょう。
良いイメージを持って行う気功の訓練によって、たとえわずかでも心身の歯車が噛み合い始めると、身体、心、魂、すべてのレベルに癒しをもたらします。
心が安定してくると、自律神経が整い、身体の免疫機能がアップしてきます。
≪気功の練習≫*内気功の動功
◆アトピーの予防と回復につながるリンパ体操
③式
④式
●第4講●
→ ★ 10月22日(月)
食事の調整=調膳。アトピー性皮膚炎に良い食べ物・良くない食べ物を知る
人がこの世に生まれ落ちてから人体にエネルギーを与えるのは、呼吸と飲食です。
中国では昔から「医食同源」の考えがあり、「七分食三分薬」が古人の養生法でした。
たとえ高価な薬、食材を用いなくても、中国の薬膳は、食を通じて病気を予防し、改善するための知恵に満ちています。
この講義では、アトピー性皮膚炎の場合、
・何を食べるとかゆくなるのか。
・何を食べると身体に良いのか
→例)季節の野菜や穀物を丸ごと食べると良い、などを学びます。
≪気功の練習≫*内気功の動功
◆宮廷21式呼吸健康法
⑤補腎強身 → 腎臓を強くする。
⑨指天立地 → 肝経の通りを良くする。
●第5講●
→ ★ 11月12日(月)
経絡マッサージ。アトピー性皮膚炎のリンパの流れを良くする。
中国医学の目的は、一言で言うと気血の巡りを良くすることです。
マッサージ(推拿、按摩)はその効果的な手段の一つです。
現代医学でも時間治療の考え方が出てきて久しくなりますが、中国では子午流注(しごるちゅう)といって、大自然のサイクルと人体の働きのサイクルの相関が古来から重視されてきました。
アトピー改善に効果のある植物のオイルを用い、時間と経絡の関係を重視したマッサージは、心身の状態を高めます。
また、アトピー性皮膚炎は、なぜ、顔に赤みが出るのでしょう。
なぜ、耳たぶ、頭、首、胸、乳房、骨盤、尾椎部、手首、足首、ひざ裏、股の内側などに、リンパ液が良く出るのでしょう。
これらのしくみと経絡の流れを学び、リンパ液の効果的な流し方、マッサージの仕方を覚えましょう。
≪気功の練習≫*内気功の動功
◆アトピーの予防と回復につながるリンパ体操
⑤式
⑥式
●第6講●
→ ★ 11月26日(月)
環境の調整=風水。アトピー性皮膚炎に関係する住環境のことなど。
人体は閉じたシステムではありません。
現代科学ではまだ完全には解明されていませんが、例えば磁場も人体に大きな影響を与えると考えられます。
日本風に言えば、「家相」を変えたり、寝具や衣服の素材や色を変えることは、心身の浄化を進め、いわば生命場を整えることにつながります。
アトピー性皮膚炎の場合、住まいについて考えることも重要です。
新築の家屋、引っ越し後に注意すること、などについても学びましょう。
また、生活の中で中国養生法の知恵を生かし、心の安らぎを保ち、健康と美しさを守りましょう。
民間療法として、アトピー性皮膚炎の改善に効果のある植物を用いた「楊家養生茶」や「枕」などもご紹介します。
≪気功の練習≫*内気功の動功
◆宮廷21式呼吸健康法
⑭風揺荷葉 → 肺経の通りを良くする。
◆アトピーの予防と回復につながるリンパ体操
⑦式
⑧式


(上の写真)
昨年の“アトピー性皮膚炎改善のための気功入門セミナー”(第3回)より