今日から4月。
今年は3月になっても気温の低い日が続いていましたが、ようやくこのところ暖かくなってきました。
だんだん暖かくなってくると、なんとなく眠くて、朝早く起きられない、という方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、「春眠暁を覚えず…」の句 を思い出す方もいらっしゃると思います。
春眠不覺曉
處處聞啼鳥
夜来風雨聲
花落知多少
春眠暁を覚えず、
処処啼鳥を聞く、
夜来風雨の声、
花落つること知る多少。
これは唐代の詩人、孟浩然(もう・こうねん)の“春暁”という漢詩。
日本でもよく知られていますね。
「春の眠りは心地良く、
夜が明けるのも気づかず、うとうとしていると、
すでに鳥がいろいろなところで啼いているのが聞こえる。
昨夜は風雨の音がしたが、
咲いた花はどれほど落ちただろう」
というような意味です。
でも、実は、これからの時季、春~夏の養生法としては、
眠いからと言って、遅く起きるのは良くありません。
日の出が早くなるにつれ、人も、朝早く起きて活動するのが良いとされているのです。
もし、日中眠くなったら、少し(15分~30分)お昼寝をするようにしましょう。
季節に合わせて、私たちも身体のリズムをととのえることが大切です
