先月、北京に帰った時、たくさんの友人、知人とも会って、心安らぐひとときを過ごしました。
写真の男性は、中国の優れた外科医として有名な方です。こちらのご夫妻とは30年来のお付き合い。奥様のEさんと私は同じ病院で働いていたことがあり、今も親しくしています。
医師であるご主人は、20年前、結合性双生児(内臓が一つにつながった双子)を取り上げられるなど、難しい手術をこれまでいくつも手掛けられ、今も1週間のうち2~3日、外来に出てらっしゃるそうですが、予約が殺到して、なかなか診てもらえない方も多いと聞いています。
北京郊外にあるご夫妻の御宅は280㎡ほどの敷地にある大豪邸、周りは緑豊かな山に囲まれ、大変景色の良いところ。久しぶりに伺いましたら、お互いの近況を含めて、最近の日本のこと、中国のこと、医療、健康のことなど、話が尽きませんでした。3月の東日本大震災のことも、ご夫妻はとても心を痛めてらっしゃいました。
また、健康法を扱う、中国のテレビ番組『養生堂』(観覧者、視聴者が厳しい質問を寄せることでも有名!)が人気を集めていることも3人の間で話題になりました。
この日、私は自ら作った養生茶と足湯のための煎じ液をお持ちしました。
Eさんが、最近、膝が痛いというので、足湯で改善できないかと思ったのです。
この足湯の煎じ液は、くるみと火龍果(日本では、ドラゴンフルーツ、あるいはピタヤと呼ばれます)の皮を水と一緒にして火にかけ、エキスを煮出したもの。くるみは腎を強くしますし、また、火龍果はカルシウムや鉄などのミネラルが豊富で、血と骨を強くすることにもつながります。私も足湯の煎じ液に火龍果を用いるのは初めてでしたが、今回はいろいろ考えて工夫してみました。そして、早速、足湯をしたところ、彼女は、膝の痛みがやわらぎ、脚が軽くなった!と言って、とても喜んでくれたのです。うれしかったですね。
翌日にもまた電話があり、来てほしい、と言われたものの、残念ながら、予定があって伺えませんでした。でも、北京に帰ったら、大切なお二人にまた会いに行きたいと思っています。
