今日は福島第一原発事故の影響で、福島県内の一部の保育所、幼稚園、学校などで、空気中の放射線量が、校庭や屋外での活動を制限する、国の基準値を上回ったというニュースを聞きました。これに伴い、学校や幼稚園などでは、屋外での活動を1時間以内にしたり、砂や土を触らないようにしたり、通園・通学にはマスクをし、手洗いやうがいも必ず行うようにしたとのこと。お子さんたちは不安でしょうし、親御さんもどんなに心配されていることかと思います。

放射性物質から身を守るため、食事の工夫として、今日は「緑豆」をご紹介します。

緑豆には解毒の作用があり、腫瘍を消す作用があります。最近は、がんの食養生にも良いと言われています。元気をつけ、五臓六腑を調和させる緑豆は、夏には暑さをやわらげ、渇きを癒すことができるため、中国ではよく学校や街中でもお茶にして飲まれていますし、スープやお粥としてもよく頂きます。
この緑豆を蕪と合わせたお粥は胃腸にやさしく、身体の毒素を分解、スムーズに外に出すことができます。

★緑豆と蕪のお粥
①緑豆50gは水洗いし、4時間ほど水につけておきます。
②お米50gは水洗いして、1時間以上水につけておきます。
③蕪は皮をむかずに(皮の下に栄養があります)せん切り、葉は3~4㎝に切ります。
④鍋に水1リットルを入れて火にかけ、緑豆を入れ、豆が開いてきたところで、お米を入れ、弱火にして柔らかくなるまで30分くらい煮ます。
⑤蕪と塩を少々加え、最後に蕪の葉を散らして出来上がり。

このお粥に、軽く塩をして茹でた豚のレバーを加えると、血を補い、ビタミンB2もとることができるので、おすすめです。

もやし、春雨の原料として知られる緑豆。日本のスーパーではあまり見かけませんが、中国や韓国の食材を扱うお店に行くと手に入ります。

今後も折々に、放射性物質から身を守る食材、レシピを紹介してまいります。ぜひ、毎日の食卓に生かしてください。