福島第1原発の事故が今も収束せず、皆さん、不安に思ってらっしゃることと思います。高レベルの放射性物質を含む汚染水が流出しており、この水を外に出さないよう保管する場所を確保するため、4日からは、低レベルの放射性物質を含む汚染水が海に放出されました。
漁業に携わる方々がどんなに苦しく、つらい思いでらっしゃることか。
海が汚れるのは私も耐えがたいです。
また、海はつながっているので、どこで、どのような形で、その影響がでるか分かりません。
農水省からは水産物の検査を強めていくことが方針として発表されています。
私たちは自分と家族の健康を守るために、できることを食卓で実行しましょう。
今日は、放射性物質から身を守るための食材のひとつとして、「黒きくらげ」をご紹介します。
鉄分を多く含む黒きくらげは、血液を強くして浄化します。抗がん作用が認められており、乳がん、子宮がんの予防、食養生にも有効です。また、黒きくらげは、肺を潤し、粘膜を強くするので、中国では、アスベストを扱う仕事に従事する人たちが肺を守るために黒きくらげを常食し、肺中皮腫の食養生にも用いています。
黒きくらげは水で戻し、熱を加えれば食べられます。お味噌汁など汁ものの具、煮物、サラダなど、普段の食事に加えましょう。また、なつめ(棗)と一緒に煮込むと甘いデザート(★)になり、相乗効果で血を一層強く養うことができます。ぜひ、おためしください。
★なつめと黒きくらげのデザート
①黒きくらげを水でもどしておきます。
②鍋に①の黒きくらげとなつめと水を入れ、なつめが柔らかくなるまで煮込んで、出来上がりです。
※次回は「白きくらげ」をご紹介します。