11月4日(木)午後3:00~、四ツ谷の教室で、特別コース<楊家秘伝 伝統家庭療法>講座「樹の葉パワーを生かす」を行いました。
中国では、病気をしたりケガをしたときには、樹木の葉や根を煎じて、そのエキスを湿布をしたり、飲むなどします。
例えば、花椒の木には、リンパの流れを良くする効果があり、その木の根元の土をむくみや腫れに用います。
日本でも、山椒の木の枝をすりこぎとして、料理でごまをするときなどに使いますね。あれも樹木の力を健康に生かしているのです。
講義では、すりこぎ用に、私が切って作った桑の木を受講者の方にプレゼントしました。桑の木には、長寿を導く力があります。
このほか、クルミの木と実、バラの枝、桜の木、ビワの葉、杉の葉などの効用についてもお話ししました。
杉花粉が原因の花粉症には、杉の葉が良く、これなどは、中国では“以毒改毒”(日本では「毒をもって毒を制す」)と言い、身体の免疫を高めることになるのです。
樹木の大きな力は、今回の講義だけではとても紹介しきれません。また、次の機会にと思います。
この日は、受講者の方と話題が次々に広がって、私も話が尽きませんでした。
すりこぎ用の桑の木。
私の作った、カゼ予防の養生茶。
受講者の皆さんに飲んでいただきました。