『トイストーリー3』何度観ても感慨。そしてとある胸の痛みなど。 | 屋根裏じせい録

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手のひらに書いたメモのようなものです。
2024年もよろしくお願い致します。

晴れ金ローのトイスト3。


何度観ても感慨があります。


今日はお風呂も早めに済ませて、

万全な体制で21時を迎えました。



あ、金曜ロードショーで放送された

「トイストーリー3」です。


作品は、2010年に公開されました。



監督:リー・アングリッチ

脚本:マイケル・アーント

声優:トム・ハンクス、ティム・アレン、マイケル・キートン他



個人的にシリーズの中で一番好きな作品です。



誰しもが通りすぎる、

誰しもが思い当たる題材で、

ちょっとした胸の痛みを覚える人も多いと思います。


曰く、子どもから大人になる過程に必ず生じる、オモチャたちとの別れですね。


それをピクサー特有のユーモアと皮肉とスピード感で、またうまいこと仕上がっております。


今までに何度も観ましたが、

この先も何度も観ると思います。


そして、


ここでやめておいてほしかったという、

多くの意見には、私も同意します(笑)。


来週「トイストーリー4」、やるんですね。。。



吹き替えでウッディを担当している唐沢さんも、

公開時に、「4はストーリー的にはちょっと複雑な気持ちになる」みたいなことおっしゃってましたよね。


ポジティブに考えられないことはないのですが、

ウッディにはやっぱりアンディなんだ、

っていう、結局それだけですね。



また昔ばなしです。

まだ私が小学生低学年のころ、とても大事にしていたぬいぐるみがありました。



あれは、、、

あれ何の動物だ?😅

パンダっぽい、でも白黒ではなかったので、

たぬきかレッサーパンダか、、、


とにかくタレ目の動物のぬいぐるみでしたね。

「ポポ」と名づけていました。



家にいる時は、肌身離さずな感じで、

とてもとても大切にしておりました。



ある時。

親戚がうちに遊びにきた時のこと。

数日滞在後、帰ってゆく日の朝、

それは突然訪れました。


従姉妹の女児が自分のカバンの中に、

私の大切なポポを隠し持っていたのです。


それを彼女のお母さんが見つけ、

「これはどうしたのか?」と

問い詰めていたのです。



それを見た祖母が、

「コレはM(私のことです)のだ!

この子、(自分のカバンに)入れてしまってる」


みたいなことを言ったと思います。



声が聞こえたので、現場に行くと、

いつもは調子に乗ってふざけてばかりいる従姉妹の女児が、頑なな顔で何も言えずに、それでも負けまいとした表情で硬直して立っておりました。


カバンには紛れもなくポポが入っていて、

子ども心にかなりの衝撃を受けました。

着せ替え用の服も何着か入っておりました。。。



叔母さんが、

「Mちゃん、ごめんね。大事なものなのに。

さぁ、Mちゃんに謝りなさい」

と言うのだけど、

従姉妹はますます頑なで、何も言えず。



その瞬間、いろんな思いが駆け巡りましたが、

「ほしいのなら、あげるよ」

と、笑顔で言ってしまいました。


あの時の心臓の音を、今でも思い出せる。


それからすぐに自室にもどり、

残っているポポの服を全部あつめて、

すべて従姉妹のカバンに入れてあげました。


従姉妹は驚いた顔をしておりましたが、

結局最後まで、何も言いませんでした。



別れって本当に突然で、

しばらく悲しくて仕方がなかったけど、

従姉妹にとってはコレで良かったんだと、

あの時は強く思っておりました。



だけど、ポポからしたら、


「これは私のとても大切なものだから、

あげるわけにはいかない。」


って言ってほしかったよね。


「トイストーリー」とか観てしまうと尚更、

そう思います。


ただ、

本当に大切だったなー、と

今でもたまに思い出します。

わかっていたけど、あげたんだ、と。