何度観ても感慨があります。
今日はお風呂も早めに済ませて、
万全な体制で21時を迎えました。
あ、金曜ロードショーで放送された
「トイストーリー3」です。
作品は、2010年に公開されました。
監督:リー・アングリッチ
脚本:マイケル・アーント
声優:トム・ハンクス、ティム・アレン、マイケル・キートン他
個人的にシリーズの中で一番好きな作品です。
誰しもが通りすぎる、
誰しもが思い当たる題材で、
ちょっとした胸の痛みを覚える人も多いと思います。
曰く、子どもから大人になる過程に必ず生じる、オモチャたちとの別れですね。
それをピクサー特有のユーモアと皮肉とスピード感で、またうまいこと仕上がっております。
今までに何度も観ましたが、
この先も何度も観ると思います。
そして、
ここでやめておいてほしかったという、
多くの意見には、私も同意します(笑)。
来週「トイストーリー4」、やるんですね。。。
吹き替えでウッディを担当している唐沢さんも、
公開時に、「4はストーリー的にはちょっと複雑な気持ちになる」みたいなことおっしゃってましたよね。
ポジティブに考えられないことはないのですが、
ウッディにはやっぱりアンディなんだ、
っていう、結局それだけですね。
また昔ばなしです。
まだ私が小学生低学年のころ、とても大事にしていたぬいぐるみがありました。
あれは、、、
あれ何の動物だ?😅
パンダっぽい、でも白黒ではなかったので、
たぬきかレッサーパンダか、、、
とにかくタレ目の動物のぬいぐるみでしたね。
「ポポ」と名づけていました。
家にいる時は、肌身離さずな感じで、
とてもとても大切にしておりました。
ある時。
親戚がうちに遊びにきた時のこと。
数日滞在後、帰ってゆく日の朝、
それは突然訪れました。
従姉妹の女児が自分のカバンの中に、
私の大切なポポを隠し持っていたのです。
それを彼女のお母さんが見つけ、
「これはどうしたのか?」と
問い詰めていたのです。
それを見た祖母が、
「コレはM(私のことです)のだ!
この子、(自分のカバンに)入れてしまってる」
みたいなことを言ったと思います。
声が聞こえたので、現場に行くと、
いつもは調子に乗ってふざけてばかりいる従姉妹の女児が、頑なな顔で何も言えずに、それでも負けまいとした表情で硬直して立っておりました。
カバンには紛れもなくポポが入っていて、
子ども心にかなりの衝撃を受けました。
着せ替え用の服も何着か入っておりました。。。
叔母さんが、
「Mちゃん、ごめんね。大事なものなのに。
さぁ、Mちゃんに謝りなさい」
と言うのだけど、
従姉妹はますます頑なで、何も言えず。
その瞬間、いろんな思いが駆け巡りましたが、
「ほしいのなら、あげるよ」
と、笑顔で言ってしまいました。
あの時の心臓の音を、今でも思い出せる。
それからすぐに自室にもどり、
残っているポポの服を全部あつめて、
すべて従姉妹のカバンに入れてあげました。
従姉妹は驚いた顔をしておりましたが、
結局最後まで、何も言いませんでした。
別れって本当に突然で、
しばらく悲しくて仕方がなかったけど、
従姉妹にとってはコレで良かったんだと、
あの時は強く思っておりました。
だけど、ポポからしたら、
「これは私のとても大切なものだから、
あげるわけにはいかない。」
って言ってほしかったよね。
「トイストーリー」とか観てしまうと尚更、
そう思います。
ただ、
本当に大切だったなー、と
今でもたまに思い出します。
わかっていたけど、あげたんだ、と。