2000年公開『リトル・ダンサー』 | 屋根裏じせい録

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2024年もよろしくお願い致します。

晴れこの手の作品は大好きです。

BSプレミアムで放送されましたが、
録画しておいてよかった。


2000年公開

       『リトル・ダンサー』



監督:スティーブン・ダンドリー

脚本:リー・ホール

出演:ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス他



舞台は80年代半ばのイギリス。


ダラムに育つ主人公ビリーは、

炭鉱夫の父と兄、そして祖母の4人暮らし。


父と兄はストライキ中で、炭鉱とは一触即発状態。

腕っぷしをあげるために次男坊のビリーにも、ボクシングを習わせている。


ビリーはそこそこボクシングをがんばるも、

ジムの隣でやっているバレエ教室に興味深々。



いつしかバレエの虜になり、

ボクシング🥊へ行くフリをしてバレエに没頭していきます。



その事実をひた隠しにするも、

ビリーのバレエの才能はメキメキと開花し、

講師からはバレエの名門校への進学を勧められ、

やがてこの事実が、

家族の知るところとなってしまいます。



まだ、

男がバレエを習うなど絶対に有り得ない

という貧しい炭鉱の町。


「ダンサーなんてもっての外」な、

屈強な父と兄。



そして、

講師が勧めるバレエの名門校に通うには、

厳しいオーディションと高額な学費が必要です。



しかしもう、

夢を追うビリーの情熱は、簡単には消せない。



バレエが家族にバレてしまった後の物語が、


本当に秀逸で、


心を打たれっぱなしの作品です。


ビリーを演じたジェイミー・ベルのダンスも

魅力的で、ずっと見ていたくなります。



一生を通して没頭できるものに、

子ども時代に出合って、

真っ直ぐそれに向かえる人生は、

何より幸福だと思う。