小学校受験を考える その2 | 屋根裏じせい録

屋根裏じせい録

手のひらに書いたメモのようなものです。
2024年もよろしくお願い致します。

 続き!


書きますよ、続き!

えーと、なんでしたっけ?


(確認中)


そうそう。 行き詰る攻防戦をね。


書きまっせ~! (なぜ大阪? なぜカラ元気?)




「小学校受験=親の受験」


と、よく言われるように、おそらくはこの1本の電話からして、


いろんな判定が下されるのであろうと覚悟は決めていましたが、


それでもまずは申し込みに必要なこと(名前とか電話番号、テストの日程の詳細、持ち物)の周知だけで、


短くて1分、長くて2,3分で受話器を置けると思い込んでいました。




甘かったっす。


詳細は下記のとおりです。


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学園担当(以下「担」) 「はい。 ○○学園です」


    
    さすが、自信に満ち溢れた年配女性の声。推定年齢50代前半。学園の代表格とみた。



ワタクシ(以下「ワ」)「お忙しいところ失礼いたします。入試リハーサルテストのお葉書をいただいたのです

             が、まだ募集はされてますか?」


担 「はい。 もちろんです」

ワ 「では、お願いしたいのですが…」



担 「はい。お母様。 このようなテストはお受けになったことはございますか?」

ワ 「いいえ。初めてです」


担 「そうですか。それではお母様。お子様のお名前とお電話番号と住所をお願いします  
   幼稚園名もお願いします。」

ワ 「はい。(回答)」



担 「それでは、お母様。保護者の方のお名前をお願いします」

ワ 「はい。(ワタクシのナマエをフルネームで告げるも・・・)」


   担当に即、遮られる。


担 「お母様。 保護者の方というのはお父様のお名前にしましょうか。重要なお手紙を送ることも  

   ありますので」



  "お母様"の名前はどうでもいいんですか? フルネーム言ったのに、却下されるとは。
   今度のテストも受験のときも、学校説明会も、なにもかもおそらくこの"お母様"がすべてやるのです 

   が……


ワ 「ああ、そうですか。では (と、おれさまの名前を告げる)」


担 「次は志望校をお願いします。お母様」

ワ 「志望校?」


担 「はい。こちら3校書く場所がありますので」

ワ 「志望校……そうですね……。これはどうしても書かなければいけないのですか?」



   私立は一切考えておらず、唯一学区域に入る東京学芸大学付属世田谷小学校のみ念頭にあるが、
   かなり難しい学校なので、口に出せず。



担 「はい。お母様。データが出ますのでね。お願いします」

ワ 「そうですね。志望校などはまだあまり考えていないのです。こういうお葉書をいただいて、
   どのくらいの能力があるのか、試させていただきたいと思ったわけで」



担 「失礼ですがお母様。幼児教室などにもも通われたこと、ございませんか?」

ワ 「はい。」



担 「そうしますと、ペーパーテストもございますので、多少なりともご経験がございませんと、
   お子様もたいへんかもしれませんね。テスト形式のものとかまったく経験がございません

   か?」

ワ 「市販されてる問題集はやってますが」



担 「それでしたら、大丈夫ですよ。 お母様、それで志望校は?」

ワ 「じゃ、じゃあ、東京学芸大学付属世田谷小学校にしておいてください」



担 「はい、わかりました。あと2つはどういたしましょう?」
ワ 「(欄を)全部埋めなければダメなんですか?」



担 「はい。あと2つ書くところがありますので。データですので」
ワ  「えーっと、じゃあ……んんんんん……。では目黒星美とトキワ松でお願いします!」

 


   ちなみにこの2校は、我が家から近いところにあるのです。



担 「お母様」
ワ 「はい」



担 「目黒星美とトキワ松は同じ偏差値ですよ」
ワ 「はぁ」



担 「お母様。どうせなら、他の学校にしましょうか」
ワ 「そうですか。じゃあぁぁぁぁぁ……(考え中)」


担 「筑波にしときましょうかね、お母様」



   早速、私たち親子を追い込もうとしてるっすか?



ワ 「じゃ、じゃあ筑波で」



担 「わかりました。お母様、それでは当日の持ち物をお知らせしますね」
ワ  「あ、ああ。 はい、お願いします」



担 「えんぴつ3本程と、16色のクレヨン。あとスティックタイプののりをお願いします。
  それと、上履きとお母様のスリッパもお忘れのないように」
ワ  「はい」



担 「お母様、当日はお子様がりりしく見える服装でいらっしゃってくださいね」
ワ 「りりしく?」



担 「はい。受験本番のような格好でお願いします。お子様の気持ちも変わってきますから」
ワ 「そうですか……」



担 「幼稚園の制服で受験を受けられる方もおられますけどね。
  やはり、お子様が幼稚園に行くのとは別の気持ちになることが大切ですのでね」
ワ 「たとえば、色は黒とか紺になるんですかね?」



担 「お母様」
ワ 「はい」



担 「黒はほとんどございませんよ。グレーですとか、紺。あとチェックもかわいいですね。
  赤などは場違いですね。お子様ももう、周りがどんな格好をしてるかわかりますので、お子様に
  『私だけ違う』 と思わせてしまう格好はいけません」
ワ 「なるほど、わかりました。それではテスト当日よろしくお願い……」



担 「お母様、あと御一つ」
ワ 「は、はい?」



担 「今、銀座の松屋でですね。「東京都私立小学校児童作品展」をやってますので、

   これは是非、見に行ってみてください。
   今日の17時で終わりなんですが。是非! いろいろ参考になりますのでね」

   


   今、14時半っすよ。



ワ 「ああ、そうですか」



担 「そして2月には東洋英和女学院で生徒の作品展がありますので、そちらも、是非!是非! 

   行ってみて下さいね」
ワ 「そうですか。わかりました。はい。それでは失礼しま…」



担 「お母様、FAXはお持ちですか?」
ワ 「え、ええ」



担 「ではお母様。今からすぐに資料をお送りしますので、本当に是非、行ってみて下さい。今日の 

   17時までですから」
ワ 「ありがとうございます。失礼します」




切電。



ふぅーっ。



すごい熱気でした。 小学校受験に命張ってる感じです。



「お母様」だなんて今まで言われたことないけど、


今日で一生分「お母様」って呼ばれましたよ。




いや、これが始まりなのかぁ。

大いに悩んでしまいます。




で、何? 用意するもの。


スーツと靴と、きれいな上履きと、その他諸々。



無料テスト受けるために、だいぶ出費しますねコレ。