市ヶ谷からのオファー | 屋根裏タイムズ

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お題「市ヶ谷からのオファー」

 

市ヶ谷で働く元同僚(男性)から

 

12年ぶりに電話が来た

 

何かしら?

 

と首を傾けながらの世間話が

 

長すぎてアセアセ

 

待ちきれずに

 

でさぁ・・・本題はなぁに照れ

 

と切り出すと

 

仕事(パート)をしない?って話だった

 

身元が分かる人じゃなきゃ

 

任せられないのは分かるし

 

10年前だったらきっと喜んだ話も

 

ねぇ 私 還暦超えたんよ

 

 

横綱 千代の富士と引退会見と同じ気持ち

 

 

「体力の限界・気力もなくなり引退しました」

 

 

笑って答えた

 

 

きっと彼の中では

 

30年前の私のままなのかしら

 

昔のようなパフォーマンスを期待されても

 

もう出来ないしきっと恥をさらすだろう

 

老化を年を追うごとに実感している

 

責めての救いは

 

 

 

今が幸せなので

 

あえて命削ってまで頑張る気力はもうない

 

と冗談を添えて伝える

 

 

でも 彼には一言

 

まだオファーするメンツに私が入っていた事は

 

有難いと思ったよ

 

嬉しかったありがとラブラブ