トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

今日もロードレースの楽しみ方についてです。

ロードレースには1日で行われるもの(ワンデイレース)と、数日間に渡って行われるもの(ステージレース)があります。

1日で行われるものは、シンプルです。ゴールラインに一番早く到達した人の勝ちです。

だいたい200キロくらいで行われるレースが多いのですが、いろいろな駆け引きがあり、最終的には秒差しか着かないことが多いです。

レースの名前は地名が着くことが多く、有名なところでは、ミラノ~サンレモ(ミラノからサンレモまで)、ツール・デ・フランドル(フランドル一周、別名『クラシックの王様』)、パリ~ルーベ(パリからルーベ、別名『クラシックの女王』『北の地獄』)などがあります。

僕自身はシンプルで、力と力の闘いを見ることのできるワンデイレースも好きなのですが、チームの戦略や駆け引き、天候や体調によって一発逆転もあるステージレースも、なかなか面白いです。

有名なところでは、先日も書いた、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャがあります。

ステージレースにおいて、どのように優勝が決まるかというと、まずは、一番最初にその日のゴールラインを通過した選手が、ステージ優勝。そして、ステージごとにゴールした時間の累積時間が一番少ない人が、総合優勝となります。
3週間、3,200キロも走って、累積時間の差が数秒なんていうこともあるので、毎ステージでチーム同士、エース同士の闘いがあります。

ステージレースにおいては、総合優勝こそ、本当の優勝なのですが、上に書いた3つの大会(グランツール)に関してはステージ優勝でも、大変な評価や価値があります。


ヒマワリ畑を疾走する集団



ツールの最終日は、なんとシャンゼリゼを通行止めにして開催。


日本人が好きな部分としては、正々堂々と闘うところでしょう。

不可抗力によるライバルの遅れに乗じて攻撃することは、不文律として許されません。
総合優勝がかかる、あるチームのエースがパンクしたら、全体がペースを落として、その選手が戻るのを待ちます。仮に、そこでペースを上げると、後で凄まじい批判を浴び、遺恨を残します。

昨年のジロでは第16ステージで、総合一位ティンコフサクソのコンタドールが自転車のトラブルで遅れたときに、ライバルチームのアスタナがペースを上げて逃げたということがあります。

コンタドールはその後、怒りの追い上げを見せ、アスタナをやっつけました。
さらに続く17ステージでは、アスタナのエースが遅れた際にティンコフサクソがやり返したということがありました。

正々堂々と闘い、勝つことが求められるのがロードレースなのです。