昨日の山行、金山岩北面パウダー食いまくりの報告をします。
 
2011年2月19日(土)
金山岩(H2532m) 
天気:文句無しの快晴
メンバー:滋賀のT、Tの後輩O、maoyuki
コース:平湯温泉スキー場 → 金山岩 → 北尾根二俣分岐(H2300m付近)  
     → ワサビ谷支流(分岐の中央沢) → 国道158号線(等高線1650m付近) 
     → 国道158号線(等高線 1480m付近) → アカンダナ駐車場入口(除雪終了点) → スキー場 
 
6:40 平湯温泉スキー場駐車場出発(H1310m)
8:00 スキー場トップ(H1870m)
13:05-25 金山岩山頂
15:40 アカンダナ駐車場入口
16:20 スキー場駐車場着
 
早朝暗いうちに自宅を出発、平湯に向かう。
 
6時、平湯トンネル出口IC横の駐車場にて滋賀のT氏と合流。
「今日は大阪から後輩のOを連れてきました。こいつ山からしばらく遠ざかっていまして、
今回ひとつもんでやってくだい」という。
「了解!ならリフトを使わずトップまでゲレンデを歩くよ」でスキー場の駐車場に移動し
準備して出発しようとするとO君の2段ストックが伸びないトラブル発生。
「そのうちどっかでのびるよ」(O君バテるかもの意含み)で仕切り直して出発。
O君のペースに合わせての行動だから今日は余裕だ。
 
天気快晴でゲレンデを快調に行き、所々で写真も撮っていく。
ゲレンデ半ばで前を行くO君、ペース上げれずバテ気味。
トップまでで足を使い果たすかなあ。
しかしそんな心配は他所になんとか標高差560mを1時間20分で登った。
やるじゃん!
 
クラッシクルートの平湯尾根に乗ると固い雪の上に新雪10~15cmとチビラッセルだ。
樹氷や遠景を眺めながら、アップダウンを繰り返し標高を上げて行く。
ふと後ろを振り返ると単独ボーダーがついてきたのでチョットだけ御挨拶。
2回目の休憩時に先行してもらう。
そのボーダー、ガッツ有りでスノーシューでも膝上ラッセルなのに懸命に上がってる。
たいしたものだ。
追いついて御礼をして再び先行する。スキーなら足首ラッセルだ。どうってことない。
 
森林限界辺りで3回目の休憩、またまたボーダーに先行していただく。
その後は最後まで追いつけなかった。
 
山頂南西下のウインドクラスト帯では板を担ぎツボ足で斜面を直登する。
後ろについていたO君はもはや元気もなかったが最後まで板を外さない頑張りを見せていた。
ひと足先に山頂に届いたT氏が戻ってきて「岩礫帯なのでデポしましょう」という。
下りの尾根正面の適当なところにデポして頂上を往復する。
頂上では360度景色を欲しいままにできた。
 
下りの尾根にはすでに先行した単独ボーダーのシュプールがついていた。
滑降モードに切り替えて、まずは3人の中で、俺がファーストで滑ってみる。
はじめは雪面固かったが森林限界辺りから雪が緩んでくる。
後続のT氏も問題なく降りてきた。さてO君はどうか?
登りはダメで、もういいというくらい腹張っていたが下りとなると別腹で滑りをキメてくる。
 
アカンダナ山を目がけて尾根筋で降りていく。
目前の開けたおいしそうな小沢をチョットだけ味見のつもりで入ると幸せが待っていた。
サラサラパウダーでしっかり浮遊感が得られ、雄たけび上げずにはいられない。
ホー!ホー! 粉斜面では多くの山スキーヤーはフクロウになる。
ミニモンスターもお出迎えしてくれた。
しかし幸せは長く続かない。このまま降りて行くと下の方では滝か段差が出てきそうだ。
早めに右岸の北尾根に戻ろう。
 
北尾根二俣に来て中央の広い沢に入る。
上部では傾斜きつく雪崩も有りそうで少し怖いところだ。
様子見でスピードに乗って側面の樹林帯に逃げ込むよう
スキーカットを入れたりして沢中心に入れるか試す。行けると判断してGO。
ここでも豪快にスプレーを撒きあげながら、ラリって降りて行く。
後続の二人も豪快にコケたりする。
等高線1950m辺りから沢がだんだん狭くなってくると
左右両面雪崩のデブリで滑りにくくなる。
雪も重くなりパウダースキー終了。もう終わりか残念。
 
等高線1900m付近で左側から入る沢に合流すると
単独ボーダーのシュプ-ル発見。
意外なところから降りてきていたのでビックリ。
このシュプール利用しない手は無い。有りがたく感謝して乗っていく。
 
沢が開けて傾斜も緩み森林帯に入ると
昼尚暗いせいか軽い雪が積もっていてことのほか板が走る。
単独ボーダーは土地勘有るのか全く迷いなくシュプールを残していた。
いつのまにやら十石山の北西尾根前に出る。
十石から降りてきたスキーヤーのシュプールと合流、
さらに登りのトレースにも合流した。
 
あっというまに国道に出る。
すると大通りトレースが平湯の方から来て峠の方に向かってるではないか。
ラッセル無しで助かる。
この辺り今日は随分と人が入ってるようだ。
せっかくだから大通りトレースをしっかり使わせて頂きます。大勢の方に感謝。
そのトレース、クラウチング姿勢だとめちゃくちゃ板が走り面白い。
時々コースアウトして曲がれねー!あぶなーい!と思いつつ楽しんでる自分がいた。
カーブミラーにきわどく迫った時は本当にヤバかった。
 
ショートカット地点に来てベチャ雪斜面を降りると
アカンダナ駐車場入口の除雪終了点に着きゴール。
平湯温泉街を歩いてスキー場に戻る。
そういえばすっかり忘れていたO君、疲れいっぱいの上、
スキー板を背負えず肩掛け歩行では
僕たちについていけずややグロッキーであった。
駐車場に着いて山行の終了となる。
 
山スキーのあとは温泉だ。平湯の森へ行く。
T氏とO君は寝不足&長時間行動だったので疲労も激しく、高山で泊るとのこと。
それがいい。疲れをとって、ゆっくり安全運転で帰ってください。
また一緒にどこかやりましょうと解散した。
                       
                       笠ケ岳 (スキー場尾根コース上)
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陽光射す(平湯尾根上)
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ガンバ!(平湯尾根上)
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チビモンスター(金山岩山頂にて)
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先輩と後輩 (北尾根二俣分岐中央沢入口)
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                           十石南西尾根出合にて
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