今日は、このイベントとしては、少し特別な日でした。

3月26日の日記でも書かせていただいたのですが、このイベントのきっかけとなったのは、
3月14日の朝、演奏家である、ある友人からおくられた短いメールがきっかけでした。

「被災地支援に対して、何か出来ないのだろうか...。」

杉本周介さんは、自分の為にはとっても腰の重い人です。なかなか、というかてこでも動かない。
でも、一旦、人のため、とか人にお願いされたからとか言う事になると、じゃ、やる為にはどうする?
って言う事になる。割と簡単に。

今回の公演が決まって、楽器の手配、曲目の決定、練習トータルでたった2週間。かなりの強行スケジュールです。
楽器は八ヶ岳の麓に工房を構える職人の春山さんが特別に貸して下さいました。
曲目は、楽器の様式、今回の被災者に想いを馳せ選んだものです。
最低限の照明のなか、ストーブを止め、静寂の空気。
悲しい旋律が、まるで今までせき止めていた自分の感情のたがをやさしく外し、行き場の無い渦巻いた感情を優しく洗い流してくれているかのような、そんな時間が流れていました。

「悲しく、救いようも無くつらい時、がんばれ、っていわれるのは苦しいだろう。
悲しい時、無理矢理楽しくしようとしても、それもまた無理がある。

こんな時、もし泣きたければ、泣けば良いと私は思います。
心の中にたまった感情を出させてあげる事で、少し楽になる事もあるんじゃ無いでしょうか。」

彼の演奏はは本当の意味でのやさしさを思い出させてくれるものでした。

わたしが今回のイベントで大切にしたいと思っている事もここにあります。

共感力

想像力

なかなか難しいです。
自分もこれは一生の課題だと思っています。

でも、理想論かもしれないけれど、
もし、今より少し私が相手を分かって上げられたら、
分かってあげる為の努力が出来たら、
何が起こるか想像できていたら
何が起きたか想像できていたら、
何をすべきか想像できれば、

そしてそれが大きな輪になっていったら、

きっと大きな変化が起こる。

それが目指したい形です。

周ちゃん、佐々木さん本当にありがとうございました。
そして、チェンバロ工房春山、春山さん、奥様 ご協力ありがとうございました。

http://www.youtube.com/view_play_list?p=81B78C2AC1F40810


2組目は、18歳の長野市のニ胡奏者 高山賢人さん

二胡の音色もまた癒しです。
選曲は、ポピュラーな日本人のよく知っている曲で、皆さん愉しんでいらっしゃいました。
だいぶ緊張していたそうですが、いったん演奏に入ると、
のびのびとした音です。

二胡を始めて、7年ほどだそうですが、
若々しい、フレッシュな演奏でした。
その中に、聴衆を愉しませたいという気持ちを忘れず、
無心にひたむきに打ち込んでいる姿が印象的でした。

これからが楽しみです。

私も応援していきたいアーティストです。

MCで、自分にできること として演奏のことを話して下さった、あの表情が心に残りました。

高山賢人さん ご家族のみなさま、ありがとうございました。

http://www.youtube.com/view_play_list?p=6E3EC98854BFE681

これからも、彼が皆さんに支えられますように。






アルパの高田郁恵さん、
アルパは鏡面版が大きく深い豊かな音色を持つ楽器です。小さめのハープと言えば良いでしょうか。
装飾が施してあるものもあるそうで、楽器自体が工芸品のような美しさを持つ楽器です。
高田さんにはアルパにまつわる民俗の服なども御持ち頂き、普段触れる事の出来ない音色や、文化に触れる事が出来ました。

昔話の朝倉美芳さん
実は私が所用で遅くなり、駆けつけた時には、もう既に朝倉さんはお帰りで。。
母が凄く良かった、と絶賛していました。
わたしは小さい頃、寝る前に両親に本を読んでもらっていて、それを子守唄代わりに寝ていたので、
本当に聞きたかった。
またの機会に是非。
被災地の子どもたちにも聞かせられる機会があればと思いました.
怖い夜もお話を聞くと気持ちが落ち着いて寝られたものです。
最近見た記事にも、被災した子供達の心の傷が深いということが書かれていました。
こういう時、人を救ってくれるのは、自身の持つ善良な想像力では無いかと思います。
ものがたりにはそんな効用があるのではないかと思います。

ギターラ夢弦さん
ギターラ夢弦さんは実は、このイベントがたち上がってすぐに地域の高齢者クラブの総会にPRでお邪魔させていただいた時にたまたま演奏にいらっしゃっていて、さっそくこの会の事をお話しした所、こころよく引き受けて下さったみなさんです。総勢15名の大きなグループで奏でるギターの音色は、”アンサンブル”というより、オーケストラのストリングスのようなスケール感がありました。
いきのあった楽しい演奏。
一人一人の力が繋がって大きな力になるって、本当だな、って言う事を体感させられました。

出演者のみなさんありがとうございました。

それから、嬉しいのは、まだ4日目にしてもう既に何回も足を運んで下さっている方々が多い事。
こうやって、世代や価値観を超え、沢山の想いが共鳴し合っている事は、素晴らしい事だと大変嬉しく思っています。

今日はちょっと長くなってしまいましたが、
とにかく、参加して下さっている、みなさま、出演者様、募金に来て下さった方、その為にサポートをして下さっている家族やお友達のみなさん、このイベントを盛り上げようと裏方仕事や広報で動いて下さっている方々全てに感謝です。

本当に本当に、ありがとうございます。
今日は、KOJIさん タッピングギターの弾き手です。


KOJIさんの曲は、はなみずき(一青窈)、魔女の宅急便など日本の歌でした。
とてもキレイな旋律。柔らかく清らかなイメージと、優しく、少しだけ憂いを帯びた音色が重なる。


Masahime、Panchanとのセッション気持ちよかったです。


中盤、楽器を持ち寄ったみんなでジャムセッション。

新しい仲間との出会い。音楽を通じての出会い。

音楽=音を楽しむ だと思っていたけれど、
音楽=音で楽になる という意味もあったんだ。 

震災以来、音楽を聴いていないわけではなかった。
けれど、ずっとこころが痛くて苦しくって、
他人に当たってしまったり、イライラして気持ちが落ち着かないで興奮状態だった。
でも、今日のKOJIさんのギターの音色とみんなとつながれたセッションで本当にこころがらくになって、
本当の自分をひさしぶりに思い出せました。

あったかかった。

今日来て下さった、KOJIさん、セッションに来て下さったみなさん、募金して下さったみなさん、
本当にありがとうございます。

今日の出会いに本当に感謝しています。
ありがとう。