顔合わせの翌日、快晴のきもちいい秋晴れだった。
親友もこの日に入籍した。
父の車に四人乗って移動した。
その後父は帰り、四人で私のふるさとを観光した。
夕飯後、ホテルに戻り、フーと二人で散歩をした。
夜景がきれいだったけど、夜景はやっぱり東京の勝ち笑
だけどフーとわたしの心はひとつだったのを強く感じた。
家族が会い、二人で決めた結婚がいよいよ本格的に動き始めた。
フーが「本当におれでいいの?」って聞いた。
答えられなかった。
いいに決まっていたから。
答えなくてもふたりとも知ってたね。
明日には東京に帰ります。
フーがいるから寂しくないけど、
お父さんとお母さんのいるこの町で離れているのはちょっとさみしい。
幸せで、さみしくて、不思議な夜でした。