いやあ、読んでいて嬉しいという本は少ないけど、この本は嬉しい。
あまりにも嬉しくって、笑ったり泣いたりした!
小説には良い出来と、悪い出来があると共に、好き、嫌いがあると思う。
この本は大好きすぎて、善し悪しがわからないのだ!
この図書館戦争シリーズ、恋愛小説だそうだ。
ヤン坊は、恋愛小説は苦手だ。
読むのが恥ずかしい。
このシリーズが恋愛小説なら、恋愛小説は大好きだとカミングアウトしなくてはならない。でも、おじさんとしては、やはり恥ずかしい。
全ての登場人物に感情移入してしまうのは何故だろう?
この小説で詳しく語られる、緒形副隊長、狙撃の名手進藤、もちろん堂上教官、小牧教官、手塚、芝崎、全部感情移入してしまう。
そして、主人公の笠原郁が出てくると、それだけで嬉しい。
とりわけこの本は、笠原郁以外の人たちが主人公なのだが、何故か彼女が出てくると嬉しい。
この本が図書館戦争シリーズの最後だというのが、寂しい。
・・・って、「子供っぽいこと言うんじゃないよ!」という美人の柴崎の言葉が聞こえてくる。
「あー、もっと続けて欲しいのにぃ!」 という 大女の笠原郁の言葉が聞こえる。
別冊は2巻で終わったみたいだけど、外伝とか秘話とか有川さんお願いします!