昨日、久しぶりに買い物に出かけ、ゼロコーラ1.5リットル4本と、ニチレイの冷凍チャーハン2パック、その他諸々、計10kg以上の買い物袋を指に食い込ませながら、この本を買ってきました。
一気読みでした。
笑ったり、くすくす笑ったり、いきなり涙ぐんだり、大爆笑したりと、隣に誰かがいたら気が狂ったと思うでしょう。
こんな風にバカみたいにリアクションをとれるのは、数少ない一人暮らしの利点ではあります。
ただ、(犬の方の)ヤン坊は心配そうに私を見ていました。
私が気が狂ったら、エサをもらえなくなるのですから。
もしあなたがこのシリーズを読んでいないのであれば、最初の「図書館戦争」から読むことをお勧めします。
登場人物一人一人への、思い入れが深くなります。
この本の巻末で、今は亡き児玉清さんと有川浩さんの対談があります。
有川さんがおっしゃるに、この小説に出てくる稲嶺司令は、児玉さんがモデルだそうです。
児玉さん自身、これを読んでいるときに、稲嶺司令に一番感情移入したそうです。
(児玉さんって、凄い読み手ですよね。名読家なんて言葉を作りたいぐらい。)
そして、有川浩さんの一番言いたいことだと思うのが、言論の自由に対する危機感。
いわゆる自主規制の問題!
筒井康隆大先生が、かつて一度断筆されたことを、ヤン坊世代の人はご存じでしょう。
まあ、そんなめんどくさいことは置いておいても、この小説の中で、逃走中の小説家が大阪で変装する場面、絶対に大爆笑です!
大阪のおばちゃん!恐るべし!
もう、最高!