村上朝日堂で春樹氏が読んでた本.
女性と電車で一緒になって,話しかけるべきか迷ってたときに読んでいたという.

そもそも表題がモスクワの公園ということも知らなかった.
ミステリーだということも知らなかった.
モスクワのど真ん中にある公園で3人の死体が見つかる.
目撃者はいない.雪に埋まっていたので,いつごろ殺されたかもわからない.
主人公レンコは,その事件を捜査することになった刑事.
現場に踏み込んできたレンコと因縁のあるKGB少佐.
見え隠れする外国人の影.

空き時間にちょこちょこ読んでいたけど,最後は一気に読んでしまった.
これはすごい.
レンコのおっさんかっこいいな.

今まで読んできたタイプの小説とは全然違ったので,
物語の展開がまったく読めずに最後まで楽しめた.

解説によるとシリーズ化されていて,4作出ているそうだ.
しかし絶版だという.復刊されるといいな.