ようやく読み終わった。買ったのは何年も前のはずだ。
表紙だって変わってるし。

本編を読むのは少々苦しかった。それは、実生活と似ていないこともないからだ。
ソラリスという最後まで読んでもわけのわからない舞台で、そのわけのわからなさを
実感させる表現力、描写力はすごい。

あとがきにて、作者レム自身の解説文が引用されている。
なぜ「ソラリスの陽のもとに」を書いたか、という短い解説である。
これを読んで、ようやくしっくり来た。

ただ、これを最初に読んでしまったのではつまらなかろう。
ソラリスの世界で苦しんだ後に読むのがいいんじゃないでしょうか。


ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)/スタニスワフ・レム

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