●農産物の輸入構造についてチエック。
この国の食糧安全保障政策を考える出発点は、
この国の食料自給率であることは言うまでもありません。
●ところで食料自給率には、生産額、重量、カロリーの3種類がありますが、
今回は、生命の維持に直結するカロリーベースの観点から食料自給率を考えてみます。
農水省のhpによれば、1960年までは、日本の食料自給率はカロリーベースで約80%ありましたが、1980年以降は急速に低下。
いまでは、先進国のなかでも最低レベルです。
●平成23年度の数字では、総合食料自給率
=1人1日当たり国産供給熱量(941kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,436kcal)
=39% でした。
●先進国と比べてみるとどうかですが、
アメリカ130%
フランス121%
ドイツ93%
イギリス65%、、、
日本の食料自給率は先進国の中では最低のレベルであることは間違いありません。
●米仏独英以外の国はどうかと言えば、カナダの223%は当然としても、
国土の小さいイタリアですら59%、スイスでも56%、
さらにお隣の韓国でも50%。
日本の39%は、かなり危うい状況であることは一目瞭然ですね。
●ちなみに、中国では食料全然保障の最低線を95%に置いています。
そして、その中国で最近90%台に落ち込んだことが国家的な大問題に
なっていると報道されていました。
マンデーレポート NO963 2013/4/22 since1991
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