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【 再々延長は「解散モード」 他 】
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【1】再々延長よりも「仕切り直し」を

● 12月14日、衆議院の本会議で31日間の国会延長が可決された。会期は来年の1月15日まで。異例の再々延長、そして細川政権の政治改革国会以来の14年ぶりの越年国会となった。

● この決定は全く遺憾である。そもそも国会をつまずかせたのは、安倍前総理の突然の辞任。これで2ヶ月間も国会を空転させた。さらに、最大の争点とされた給油活動の期限切れである11月1日を最初から諦めていた与党の国会運営、自公政権の政治的責任は極めて重大である。そのうえ、再延長で128日間になる会期は、歴代3番目の異例の長さ。重要な時期に国会を空前の無駄にしたことについて、国民に対して深く陳謝すべきである。

● 防衛省の疑惑の解明は、当然テロ新法に優先されなければならない。この問題は、単なるスキャンダル追及にとどまらない。水増し請求に象徴されるように、国民の血税が、国防という美名に隠れて虫食い状態にされているのだ。これを放置していては、いかなる国防政策の議論も出来ない。まして自衛隊の海外派遣の基本原則の議論などできっこない。国の未来、国家の安全保障政策立案のための不可欠の前提問題なのである。

● 仕切り直してテロ新法も一旦廃案にすべき。次の通常国会に出し直すのが筋である。


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